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第3節 研究の概要

 

3-1 携帯情報ツールの利用概念(第1章)

 

ここでは、携帯情報ツールの概念と、携帯情報ツールを活用することの意義について述べる。

 

(1)携帯情報ツールの概念(第1章第1節)

携帯情報ツールとは、一般的に携帯情報端末・携帯通信機器・携帯型周辺機器を指し、これらのツールを利用することにより、外出先や移動中においても、情報処理が行えるようになる。従って、庁内に固定されたシステムでは実現できない、柔軟性を持った情報通信システムを構築することが可能である。

しかし、携帯情報端末単体で構築されるシステムは少なく、何らかの形で庁内システムと連携を図っていく必要がある。

本研究では、移動中に「情報処理」を行う点に着目し、単なる音声通話などは含めないこととした。

 

(2)地方公共団体における携帯情報ツール活用の意義(第1章第2節)

携帯情報ツールに期待できる効果としては、まず、時間や空間などの制約から、情報処理あるいは情報通信処理を解放することが挙げられる。さらに、マルチメディアによる情報通信処理が可能である。

これらの効果から、地方公共団体が携帯情報ツールを活用する意義を考察すると、柔軟に情報収集や情報発信が可能となる、経済的・業務的にスリム化が可能となる、新たなサービス形態が創出できるなどが挙げられる。

今後は、住民ニーズの多様化や情報通信技術の進展に伴い、携帯情報ツールの活用が、ますます促進されるものと考えられる。

 

3-2 携帯情報ツールの種類とその技術動向(第2章)

 

ここでは、携帯情報ツールを、携帯情報端末・携帯通信機器・携帯型周辺装置ごとに、種類と技術動向を解説する。

 

(1)携帯情報端末の種類と特性(第2章第1節)

携帯情報端末には、ノートパソコン・ペンパソコン・PDA・ワープロなどがあり、携帯性・処理能力・入力方式・価格帯などによって、それぞれ特徴がある。

 

 

 

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