とがキーワードになるんじゃないかなと思います。まず1つ目は、エンバイロンメントということ。ある観光地をつくるときに、環境とか自然とか周囲に優しいとか溶け込むということを外してはもう今後考えられないというふうに思います。そういったものと共生をしていくということが大事である。
そして2つ目はエタニティー。これもWTOのテーマということでお聞きをしておりますけれども、持続可能な観光ということを考えるときに、先ほどの空港のお話にも出てきていますが、地域の人の共感を得る。だから、この自分の町が観光地として開発されるんだけれども、それを地域の人も受け入れる。地域の人もいいよと言う。そういったことで非常に重要である。例えば2年とか3年、もしくは四、五年持てばということでの短期的なにぎわいを目指すよう観光地ではなくて、自然と人間というものをうまく生かして長期的な視野に立つべきだというふうに思います。
最後にエンパシー。これは例えば建築物であるとか造形物というハードを通じて、その国に単にいるということではなくて、それを楽しむということではなくて、深く知識のレベルで感じ、本質を知ってもらうということです。そのためには、自分の国であるとか地域、それから自国の歴史というものに誇りを持って、自国が自国の文化を大切にするということが重要だと思います。物見遊山ではなく、文化人類学的にそこに住んで本物を知る。敬意を持ってその国をトータルに見る。一方だけを見るのではなくて、いろんな視点から見てみるということが必要だろうなというふうに思います。
以上申し上げましたように、外見だけではなくて、そういった観点を忘れずにお互いが交流をしていくということが、観光開発、地域開発というようなことにとって大事なポイントになってくると思いますし、観光ということも、そういう意味では広い意味で国際交流、もしくはそこから派生する経済交流そのものであるというふうに言えるのではないかなというふうに思います。
○阿部
ありがとうございました。最後にパネラーのお1人お1人に、今後、関西あるいは大阪とアジア、あるいはベトナム、ミャンマーと絞っても結構でございますが、観光交流、あるいは今高崎さんがおっしゃられたような社会的な、あるいは全人格的な交流というふうに言ってもいいと思いますが、そういうものを進めていくためにはどうしたことをやらなければならないのか。あるいはアイディア的な提案でも結構でございますし、お国の観光政策の推進上の重要テーマというもののご紹介でも結構でございます。ではミャンマーのルー・ゴーンさん、いかがでございましょうか。
○ゴーン
ありがとうございます。ミャンマーの観光政策といたしましては、先ほども強調いたしましたように、環境保護、これが大切であると思います。観光といいますのは持続可能な環境に基づくものであるべきだと考えておりますし、政府としてもこれを強調しております。また、我々の持っております文化遺産、これも常にベストな状態に保存、保全していかなければなりません。先ほど高崎さんもおっしゃったように、またWTOの政策と我々の施策は合致しております。我々の目的といたしましては、この政権が変わっても、この政策を引き続きとっていくということであります。
観光業は簡単にお金が入ってくる産業ではあります。そうしますと国の開発も簡単にできるかと思われますけれども、ただ一方、我々は、伝統、歴史、文化遺産といっ