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関西と多くの外国の都市とが航空路で結ばれ、さらにふえようとしているという状況でございます。

ここでちょっと視点を変えまして、本日のテーマ、観光交流と空港ということでちょっと触れてみたいと思います。まず観光ということで考えてみますと、どれほど多くの国際線と海外で結ばれておりましても、自宅から目的地まで到着するのに何日もかかってしまうというようでは、観光という目的ではなかなか利用しづらいということになろうかと思います。各企業においても、以前よりは休暇がとりやすいというものの、まだまだそれほど長期休暇というものをとるというのは非現実的です。そこで問題になりますのが、実際に利用する際の国際・国内線の乗り継ぎの便利さです。この点では成田と比べてこの関空というのは非常に大きな優位性を持っております。それは同一空港で国際線と国内線が結ばれている、いわゆる国際ハブ空港だということでございます。現在、関空では、便数的にはわずかに国際線が多いと申しますものの、ほとんど同程度の国内線が、関空を起点に全国各地32都市と結ばれております。特に九州は各県すべてで、九州、北海道といった遠距離地域の空港との連携も密接になっております。これらの主要都市から乗り継ぎ時間を90分として計算いたしますと、その都市の空港を出発して、関空でその日のうちにほとんどの海外都市に乗り継げるということになっております。反対に、バンコク、シンガポール、ロンドン、ローマ、グアムなどからは、それぞれの地を出発いたしまして関空に到着後、それぞれ関空が結んでおります国内すべての都市にその日のうちに乗り継ぎができるということでございます。私どもといたしましても、今後とも利用される方々の立場に立った、利用しやすい路線が引かれるように努力していきたいと考えているところでございます。

次に、空港の効果と申しますか、 1つの例として地域の国際化というものがあろうかと思います。近年、この関西圏では大規模な国際会議の開催がふえております。95年のAPEC大阪会議を初めといたしまして、現在京都で開かれております地球温暖化防止会議、あるいはサミット、オリンピック、それら等々の誘致運動も盛んになっております。これらの開催あるいは誘致というものも、交通アクセスの利便性というものを抜きにしては論じられないと思っております。この意味でも国際空港の果たす役割は大きなものがあると自負しております。

次に、空港とホスピタリティーというところをちょっと触れたいと思います。空港は、交通の結節点という意味での単なるターミナルというものではございません。外国の方々が初めて日本の地を踏むところがこの空港というところでございます。その意味では、国際空港の印象は、日本それ自体の印象と直結すると言っても過言ではないと思っております。そのような思いのもとに、私たちは、実はことしの夏に、関空に降り立ちますさまざまな外国の方々を心から歓迎する歓迎ボードというものをつくって掲示してございます。これは入国審査場におりるエスカレーターの前面に、外国の方々が日本に降り立った一番最初に目につくところに掲げているものでございますが、関空に乗り入れている航空会社が所属しますすべての国々、これを言語数でやってみますと22カ国言語になりますけれども、その言葉で「ようこそ」と書いてございます。

私たちも外国に旅行したときに自分たちの国の言葉を見ますと、ほっとしたり、あるいは感激したりすることがあろうかと思います。これは1つの小さなことにすぎませんが、常日ごろからホスピタリティーの精神を持って空港を運営していかなければ

 

 

 

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