田の都市圏でございます。
それから集落代表者面接調査のまとめですが、これは、存立が危ぶまれるという集落について調査をやったところでございます。平成3年11月から平成4年2月にかけて集落の代表者に面接をしまして、32集落ほど調査をしたところでございます。非常に細かく聞いておりまして、集落機能とか近隣関係、生活環境、医療、教育、産業、集落の将来といろいろと細かいところまで聞いております。集落の機能の中でも基本的に最後まで残ると思われる葬式の挙行などに注目したけれども、最近では手が足りなくなって隣の集落と合同で行うとか、あるいは葬儀社へ委託するような形で対処するようになってきておるようです。
その次に、刈り入れ、田植え、道路清掃などの共同作業は集落機能のなかで非常に重要な行為ですが、実際に行われることが少なくなって共同作業そのことが必ずしも集落の維持につながっていないことに驚きを感じたというようなことを、この面接調査で報告がされております。集落であること、同じ場所で生活していることの意味が変化してきているのだろうかという疑問を感じたということが触れられております。
同調査で、子供に対してどういう教育をしてきたのかという問いに対して、特にこちらに残るようにとは言ってこなかった。こちらで残っていてもあまり良い仕事にもつけないし、積極的に都会にでるようにと言ってきたという答えが石見地方や隠岐地方でいくつか聞かれたというようなことが報告されています。
都市生活や給与による生活が憧れとなってきているだけではなくて、農林業等の基幹産業が産業として成り立たなくなった面も感じさせるところがあったといっております。
それら集落代表者アンケート調査のまとめ。これは平成4年の上月から2月にかけて545人ほど集落の代表のアンケート調査をやったものでございますが、例えば10年間でよくなってきたこと。1番は域内道路。2番目は近隣との道路。3番目は高齢者の福祉施設という結果が出ました。それから日常生活で不便なこと。26の中から5つ選んでくれということでやりましたが、1番は水洗トイレがないこと。ほとんど同じ数で、手軽に楽しめる娯楽、文化がないというようなことがありました。それから現在の生活に満足か。満足が47%、不満足が12%という結果でございます。それから、地域の共同の行事、作業でもう支障が出ているものということで、葬式が26%でございました。あとは道路の清掃が22%とかということがありました。
ちょっと長くなって申しわけございませんが以上で終ります。
柴田委員長 どうも大変ご苦労さまでございました。今、お聞き及びのように、過疎のいろいろな勉強というのは、過疎対策特別措置法ができたのが昭和45年で、10年間の限時法ですから今までに3回やった。今度やるとすれば4回目になるんですね。それで、集落に限らずどんな問題でも、今、お聞き及びのように同じような課題をいろいろやって、あ