日本財団 図書館


(2)人口・世帯と就業状態

まずこの集落の人口の年齢構成を表5に示そう。65歳上の高齢者が多く、高齢化率は37.1%と、町全体の28.4%(平成7年)を大きく上回っている。逆に14歳以下の幼児や小・中学生は少ない。また、15〜29歳の者は25歳の女子1名だけと極端に少ない。中心をなすのは、40歳〜64歳の者たち13名で、この数は65歳以上の者と同じである。人口構成は非常に高齢化していると言えよう。

 

175-1.gif

また、この集落の世帯数9は長くそのままである。過去50年間で3世帯減ったが、最後に減ったのは既に25年くらい前のことになる。

人口の増減も僅かである。平成元年10月〜9年9月の8年間についてみると、出生者は3名、死亡者はなし、転入者は5名、転出者は5名で、差引き3名の増加となっている。転出入および出生にかかわっているのは9世帯の中で5世帯である。

転入の5名は、?@結婚のために転入したもの1名、?Aこの間に高卒後転出し看護婦資格を取得してUターンしたもの1名、?B延岡市の娘と同居していた高齢者が息子と同居するために転入したもの1名、?C実際は高千穂町に居住する世帯の幼児の兄弟が、この集落にある父母の住民登録の住所に転入したもの2名である。一方、転出の5名は、?Aと同一人、?Bの高齢者の娘の延岡市への転出、?Cと同じ世帯の母子3名の高千穂町への転出、である。このように、この間の転出入のうち結婚のた

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION