人口動向を図-2に示した。人口は昭和35年の15,711から一貫して減少し、60年にはその半数を割り、平成7年にはその38%の5,928へと激減している。とくに近年、昭和60年〜平成2年、および平成2年〜7年の間にもそれぞれ10%前後の高い減少率を示し、減少の勢いは弱まってはいない。昭和57年以降の人口の社会動態・自然動態を見ても、毎年、転出人口が流入人口を上回り、死亡人口が出生人口を昭和62を除くすべての年で上回っている。まさに、社会減・自然減が一貫して続き、人口はかなりの早さで減少している、というのがこの町の現実である。
では、どの年齢層で減少しているのか。図-3は、ある年のある年齢階層の人口が5年経つごとにどう変わっていったかを示すものである。これから3つのことが指摘される。第1は、0〜4歳の人口が昭和35年の1,786から一貫して減少し、10年後の昭和45年にはその半分以下となり、35年後の平成7年には実にその14%の247にまで減少