第10節 (宮崎県)日之影町 1. 日之影町の概況 日之影町は宮崎県北部の、大分県に接する内陸部に位置する面積277.8k?u、人口5,928(平成7年国勢調査)の農山村である。町域の90%以上が山林原野で占められ、町のほぼ中央を西から東へ五ケ瀬川が深い谷を刻んで貫流し、北からこの川に流れ込む日之影川を初めいくつかの支流がV字谷を形作っている(図工参照)。集落は、狭い谷底の川沿いと、50〜150mの切り立った崖の上部に拓かれた耕地を中心とした位置に形成されている。
第10節 (宮崎県)日之影町
1. 日之影町の概況
日之影町は宮崎県北部の、大分県に接する内陸部に位置する面積277.8k?u、人口5,928(平成7年国勢調査)の農山村である。町域の90%以上が山林原野で占められ、町のほぼ中央を西から東へ五ケ瀬川が深い谷を刻んで貫流し、北からこの川に流れ込む日之影川を初めいくつかの支流がV字谷を形作っている(図工参照)。集落は、狭い谷底の川沿いと、50〜150mの切り立った崖の上部に拓かれた耕地を中心とした位置に形成されている。
道路は、昭和60年に開通した国道218号線日之影バイパスが町の中央部の五ケ瀬川左岸の上部台地を東西に走り、東は延岡市(人口約13万)、西は高千穂峡で名高い高千穂町(人口約1.7万)および五ケ瀬町(人口約5千)を経て熊本県に通じている。旧国道218号線は五ケ瀬川の谷底を蛇行して走っているため、このバイパスの開通は、当
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