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なっている。ちなみに、住民登録人口の増減をみると、平成6年13増、7年12減、8年7増となっている。世帯数の減少は緩やかである。それは、昭和55年の179から60年の172、平成2年の168、平成7年の164と推移している。

平成7年の国勢調査による年齢階層別人口構成を表3に示した。老齢化率は30.3%で、町全体の31.8%には達していないが、かなりの高齢化が進行している。平成9年7月現在の住民登録人口では老齢化率は37%に及んでいる。生産年齢人口についても高齢化が目立つ。50〜64歳人口が全人口の23.1%、 4分の1近くをも占めるのである。14以下の人口は、0〜4歳、5〜9歳、10〜14歳の人口がそれぞれ20〜23とほぼ近い数を示しているものの、平成6年・7年・8年の出生者数をみると、それぞれ3・2・3であり、7年の0〜4歳人口の20名規模が、今後は確保されない可能性がある。

 

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世帯総数164のうちの19%に当たる31世帯が「独居老人」世帯(高齢者単身世帯)である。また、25%に当たる41世帯が高齢夫婦世帯である。つまり、全世帯の44%もの世帯が、高齢者だけの世帯なのである。先にみた人口の高齢化が進行する中で、この数値はもっと大きくなることが予想される。

 

(2)人口の転出入

大宝郷の人日の転出入を見ることにしよう。平成7・8年度の転出入について、その理由別、および年齢別に集計したのが表4である。また、転出入の理由別にやや詳しくまとめたのが表5の(1)〜(2)である。

 

 

 

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