昭和60年10から平成9年7月の間に、集落数は1減少した。それは玉之浦湾に突き出た半島の、東に開いた湾の奥の集落の消滅である。その集落は長い間1世帯2人で、統計上は平成5年5月まで記録されているが、事実上はそれ以前に消滅していたようである。
図6に、昭和60年10月〜平成9年7月の人口減少率を集落別に示した。平成9年7月現在町内最小の集落は布浦郷の銭亀集落で、世帯2・人口3である。その人口は昭和55年・60年の4から平成2年の3へ減少した。2番目に対ヽさい集落は、玉之浦郷の最南にある入江に面していて、平成9年7月現在世帯4・人口7である。その世帯・人口とも漸次減少している。これら2つの集落は近い将来、消滅することが予想される。