の入居者減や老朽化に伴う再編などとなっている。
個別の集落ごとに見ると、人口・世帯の減少が著しいのは、行き止まり集落であったり、行き止まりでなくとも山と川に挟まれて隔絶感の強い集落などに顕著である。一方、人口・世帯の滅少があまり見られない集落は、旧村の中心集落やその周辺の集落であり、現在も役場や学校、コミュニティセンター(はすみ文化プラザ)などの公的機関や最寄り品中心の商店が残っている。
旧口羽村や旧阿須那村の中心集落だった「根布」や「門前」といった集落は、現在でも基幹集落として位置づけることができる。旧口羽村は、「根布」集落を中心に、役場や金融機関、商店なども揃っており、村としても行政や交流の中心として位置づけていく意向を持っている。一方、旧阿須那村は、「門前」集落を中心に、図書館機能や情報発信機能を持つ「はすみ文化プラザ」が整備されるなど、文化や教育の中心として位置づけていく意向を持っている。