南牧村には、山間傾斜地独特の産物「こんにゃく」の名産地であった。それと養蚕が基幹作物であった。コンニャクが高収益をあげていたことは、壮年以上の年齢の人々の思い出話になってしまった。コンニャクの栽培・生産方法の変化、価格低迷は著しいものがあったが、養蚕についても、同様の事情があって、表2-3の3)でみるように、昭和60年代からだけをみても、農業は壊滅的な打撃を受けている。
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