日本財団 図書館


ウイリアム・テル WILHELM TELL 作者シラーはドイツきっての詩人。スイス民衆が自由と独立を獲得したときのことを書いたので、スイスでも讃えられている。「テル」は十三世紀ごろの伝説上の人物で、すぐれた狩人。そのころ、オーストリアの皇帝の代官ゲスラーが、スイスの中心をおさえつけ、民衆を苦しめていた。自由をとうとぶ心の強いスイス人、わけてもテルは、それを我慢しかねていた。リンゴの的の事件のあったこの演劇を上演して、スイス建国を上演して、スイス建国の昔を忍んでいる。

133-1.gif

 

133-2.gif

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION