のほうですね、つまり京都市内はそういうものありませんけれど、丹後とか周辺の土地、それから、大阪の所謂周辺都市、そこではやっぱり、町の文化祭というと町をあげてですね、そこにサークルがありますから、そこで例えば詩吟の会だったら、詩吟の会の人達の唯一の発表の場とい事でやる。それから今、民舞というのが流行っていますね、所謂、昨日も、変装して歌っておられた方がいましたが、つまり、歌謡曲といいますか、ああいう歌に振り付ける訳ですね、これを民舞と、民謡舞踊と呼んでますけれど、ですから正式な民謡つまり何何地方の民謡とかいうのに対する民謡でなくて、所謂歌謡曲に、まあ、いうならば、演歌もあります、要するにそういうポピュラーな曲に振りをつけると、これは、やはりお年寄りと、ちよっと中年の御婦人方が多いですね、で、そういうサークルがある訳ですね、で、そういう人達が一年に一回楽しみにしている訳です、で、自分の一生懸命習ったものを発表する場なんですね、発表する場を与えられる。わずか3分程ですけれど、これを与えられた。それから、こちらの地方ではどうか知りませんけれど、今大正琴というのが、大変流行っていますね、で、これサークルなり、これ、お師匠さんがいまして、各地方の教室が出来ています。で、そこの人達がそのまあ、町の教室の人達が一同に会してですね、そして合同演奏をするという。まあ、そういうものもあります。だから、そういう言い方をすると失礼なんですが、地方都市へ行くほどですね、そういうサークル活動といいますか、そういう、まあ、公民館活動という呼び方をしている所もありまけれども、要するに、これは地方によっては公民館と会館と並立という事で、つまり公民館活動をしておられる方には無料で貸すというような会館もありますけれど、要するにそれは公民館活動の一つとしてやっておられるサークル、その人達が何何町文化祭、例えば、11月1日2日3日辺りの祭日に発表会をやってですね、これは毎年行なっていますので、非常に皆さん方待ち焦がれている訳ですね。で、そういうものがですね、まあ、話が変に逸れていっているようですけれども、要するに、そういう事はですね、つまり町の主催だから、あんまりお金をかけられないと、で、町のお金でやるんだから、だからそういう時はその会館に属している技術屋さんが兎に角ですね、君達に任すわと、だから何とかやってくれと、言う訳ですね。で、そこで、まあ、自分達の何かそういうものを発揮されたら良いんじゃないかと、だけどそんなもの一年一回の事で、そんなの出来るかと、というような事があるかも知れませんけれど、しかし、それはやはり町起こしの事がありますし、それから一年一回で、そこに出られる方というのは、本当に楽しんで出られる訳ですから、その人達を、美しく照らしてあげてもらったらですね、自分の日頃の欝憤がそこで晴れるんじゃないかと、いうふうに思います。で、だから、そうそう、そういうものは無い訳で、だから作品に参加出来ないという事は、これは止むを得ない事じゃないかと。だから、例えば、兵庫県なんかで、私ね、町起こしの為に会館が出来た時にそこの町の神話、神話があるんですね、その町が出来た。それは、まあ、音楽大学の先生に作曲してもらって、そして、オペラというか、まあ、ほとんどミュージカル的、昔楽劇といったらいいですかね。そういう事をやっている所もあります。そういう時にはですね、どんどんとですね参加出来るという訳です。けれども、昨日も、昨日講演された豊田先生と話をしていたんですが、これは、音に関係ないんですが、やはり、おいしいとこは、つまり自分とこの大学の先生が作曲されて指揮をとられると、で、その時にやはり主役は自分とこの学生を連れてきたりして、おいしいとこは、全部自分とこの言う事を聞く配下を連れて来てで、その先生に言わせれば、そのほうが早道だと、時間がないからそうしないと、町の希望者を募って、その作品を作っていたんでは間にあわないと。
じゃあ、照明とか舞台美術はどうなるんかと、これは又、専門家を呼んできたりする訳ですね、という事は会館の職員ではとても照明のプラン等たてられないとか、舞台美術が出来ないとかいうような事で専門家を連れてくると、で、結局ですね、最後には何にも、つまり、道具の運び、それから照明でいうならばスポットの出し入れ位しか手伝わして貰えなかったという不満が出た、というような話をしてたんですけれど、そういう事が実際にあります。ですから、この一番に書いてますような事はそれぞれ皆さん方、後で質問なり討議の時間を設けてもいいと思っているんですが、逆に私自身が、どういうふうに皆さん方考えておられるのか、それを寧ろお聞きしたい、と思って