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物体の固定と地震力

常時、固定しなければならない舞台関係機器や大型化しているスピーカーなどは、建築躯体からのボルトに固定し、転倒防止を図るようにしなければなりません。このようなボルトには、地震時、どのようなカが作用するかといえば、引き抜き力(R)とせん断力(Q)という2つの力です。

(図-3参照)

036-1.gif

そして、それぞれの力がどの程度であるか、物体の形状が図-4のような場合、次の式により求めることができます。

036-2.gif

これらの式によって求められた数値が、物体が固定するためのボルトの太さ、本数などを決めます。今後、ボルトで固定しなければならないさまざまなセットや機器などは、これまでの式から求められたボルトを使用し、安全対策を図ることができます。

 

 

 

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