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ことはあるんでしょうか。どんな方が決められているのかをお尋ねしたいんですが。

香西 これは事務局の担当者の役割が大きいと思います。私も、なるべく東京、大阪へは行くようにしてます。東京へ行ったときは、一泊二日なんですけど、なるべく2公演は観るようにしてます。それから大阪で公演があるときは公演を見て、とにかく観ないと責任が持てない。物を観なくて企画するというのはとんでもないことで、その辺りは十分注意しております。

土井 ありがとうございます。そういうときに先程の予算との兼ね合いが出てくると思うんです。舞台がまだ東京でも初日は開けていないことが多い。そういう時にどういうことを基準に考えられるかということもお尋ねしたい。

香西 新作物と再演物とありますから、同じ物を観るということは出来ない場合が多いです。ただその劇団がどういうタイプで、どういうことをやっているかは、2公演、3公演観れば見当がつきますから、上演するというものを必ず観るという形ではありません。

土井 宮崎の安藤さんは。

安藤 まず事業の選び方については、とにかくアンテナを広げていろんな物を観る、聴く、そして自分の感性というのを企画の担当に当たった者は大事にしていきたい。専門家にも、自分が思ったところを訴えて、ご感想を頂くといったことはもちろんやっております。いずれにしろ、自分でどう思ったのか感じたのかを、芸術文化事業ですので大事にしていきたいと思っております。

それから、仕込みで予算がまだ立ち上げていないものをどうかというご質問につきましても、私どもでも自主企画もやっておりますし、職員のなかにも一つ小屋を持って演劇の劇団を主宰している者もおります。あとプロパーのスタッフの中にも、東京でそういう仕事をしていた者もおります。このぐらいのものをこう立ち上げるんであれば、いくらぐらいかかるかという計算はほぼ出来ると思います。ただ、シナリオを書くのにどれぐらいの時間がかかって、そのソフト料がどのくらいかというのは、その方の絶対価値というのがありますから、その部分をどう見積もるかというのが難しいとは思います。どのくらいのステージをどういう絵を書いて、どういう物を作ったときに仕込み料としてどの位かかる、運搬賃がどの位かかる、何人スタッフが必要となりそれにどの位かかる、旅費がかかる、そういう基礎的な計算については、自主事業やります以上プロ意識を持ってやらざるを得ませんので、シビアにやらして頂いてます。

土井 高知の藤田さんの方はどんどんやってらっしゃるんで、今のことを改めて聞くこともないと思いますけれども。やはり皆さんで相談ていうか、されるわけですか。そういう企画を決めようとするときには。

 

 

 

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