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かということがでてきました。香西さんのお話と藤田さんのお話で、こういう考え方もあるというか二面性があるような気もしますので、このへんもまた論点になろうかと思います。

大枠を決めておいて、その中で企画をしていく。企画をするまえに予算を決められるとなかなかやりにくいので、大枠でいきたいというようなお話もでてきまいりました。そして藤田さんからはそこで製作活動をするもののニーズに応えて仕事が出来る、東京にいなくても発表も出来るし芸術活動を満足させることができる。それがお客さまのニーズと重なっていくようなことをしたいなというお話ではなかったかと思います。3人の発表者の方々、それぞれ補足ないしは相互にお話になることはございませんでしょうか。

今予算の話もでましたが。

安藤 藤田さんとこのやり方は個人的に見ると非常に羨ましいようなやり方で、自分で一から組み立てて、一から実現していく方法論がとれるなと思います。

ただ、公的施設というところの枠のなかでのコンセンサスの作り方もありまして、県民の方 からのアンケートという直接のご意見、それから舞台芸術を代表される方々のご意見、それと行政の予算を作るときの作業、そういう視点を総合すると今の形しかとれないのかなと。藤田さんのところのやり方が非常に羨ましいと思います。

司会 羨ましいと言われてる藤田さんいかがでしょう。

藤田 だからといって、個人的な興味でやってるつもりは全然ないです。一番重視しているのはアンケートなんです。香西さんもおっしゃられたようにアンケートにはペンシルを付けてます。それによって回収率が飛躍的に上がりましたんで。3分の1ほどの方がアンケートに答えて下さってると思います。それを即読みまして、例えば前衛的なことをやって、この公演が集まってくれたお客さんに満足をいただけたのかどうかというのが一番の関心事なんです。

東京だったら、小劇場の公演とかだとファンの方が集まりますね。けども高知なんかだと、そういったコアのファンというのは少ないわけですから、大半は初めてその公演をご覧になるわけです。初めてご覧になって、美術館でやってるから何かわからないけども行ってみた。それがやっぱり何かわからなくて全然おもしろくなかった。ということになれば、あとどんなものを組んでも、二度と来てくれないわけなんです。だから次何があるんだろうと思ってもらえるようなものじゃないとだめなんです。そこが一番難しいとこなんです。

司会 会場にいろいろお聞きする前に、助言者の先生方1時間黙ってお座り下さいましたので。杉浦先生。

杉浦 伺っておりまして、3館それぞれ違う行き方でやってらっしゃる。私いろいろな所で感じ

 

 

 

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