きな問題があります。こちらの方も、例えば6000万の演劇事業をして4000万か5000万位はチケット収入が入ってくるわけです。そういたしますと、差額の1000万か1500万は市から補助金としてもらっているというかたちです。ですから1500万については市の方にどうしてもお願いしないといけないという事情がありますが、事業費を最初から最後まで言い張ってくるというのはどういう事業をするかということを無視した考え方ですから、これでは思い切ったことも出来ませんし、財団としてそういう手法は良くないと思っております。
例えば小劇場ですと、300万、400万のものを10本売っても3000万、4000万で終わりです。た だミュージカルですと1本、2本すると4・5000万かかりますから。そういう枠で来られますと、ミュージカルをやりたい年度に小劇場が出来なくなる。何も出来なくなると。歳入面については問題がないわけですから、画一的な予算の設定ていうのは、問題があると思っています。要はどういう企画をするか、企画がまずあってそれから予算をしていく。そして市にどれだけお願いするかということが重要な事であって、先に予算を決めるというやり方というのは財団ではしないほうがいいと思っております。
話がちょっと前後しましたけれども、まあ、特に問題点とかについて以上です。
司会 どうもありがとうございました。
財団があるというのは一体どういう意味なんだろうかという財団本来のあるべき姿、それからたいへん地味ですけれども実はこれは大切な問題で、予算なり事業資金の立て方といったような所のご苦心が数々出ていたと思います。とかく表側には出てきにくい難しい問題をかなり実情を曝け出してお話してくださったと思います。
さて、おしまいは高知県文化財団の藤田さんです。
藤田 高知県立美術館のホール事業についてご説明させて頂きます。お手元の封筒の中に資料を入れてあります。資料といっても今までの事業をきちんとまとめたものがなくて、最近のチラシとか特徴的な事業のチラシとかを入れさせて頂いております。
なぜこういった場で美術館の話が出るんだと言う疑問もあろうかと思いますが、最初に申し 上げたように高知県立美術館が開館した時に、399席なんですけども可動式の能舞台を併設したホールが出来ました。出来たのは今から4年前の平成5年です。場所はここから5キロ位東に行ったところにあります。今、パリ国立オペラ座衣裳展という展覧会を開いてます。ホール自体を活用して年間12回位の自主企画事業、それから展覧会の併設企画、展覧会の数は5・6回です。事業自体の数は多くありませんし、事業の規模も非常に少ないなと思っております。
ホールが出来たと言いましても、最初から総合的な芸術センター的なものを目指してたわけ