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活動がこどもたちの感性の涵養ということの取り組みにもつながっていくと、私どもも意を強くしたような感じです。特別こちらからお願いしたわけではないんですけども、そういうご指導を、この音楽会をきっかけにやっていただいたということがうれしいところでございました。そしてそのあと、音楽会を鑑賞したこどもたちの一人ひとりがスターンさんにお礼の手紙を書いているんですけども、スターンさんの演奏を聴いた自分の感動を、どんなことばで表そうか、小学生ですから、ボキャブラリーが少ないわけですけども、その少ないボキャブラリーをなんとか駆使して自分の気持ちをあらわそうとしてる部分が伝わってきまして、そのへんがかわいくもありとても印象的でもあったところでございます。そういう効果があったかなと思います。

それから音楽祭のもうひとつの程であります将来を任う音楽家の育成ということですけども、第1回は国内の子供たちを公募し、第2回では韓国からの受講生にも参加してもらいました。徳永さん、アイザック・スターンさんが実際にテープを聴きビデオを見て選抜したわけです。そしてスターンさんが直接指導するバイオリン講習会に、宮崎まで来ていただいて参加いただきました。スターンさんといいますとパールマンさんですとかズーカマンさんですとかヨーヨーマさん、それから五嶋みどりさん、こういう方々を育てた名演奏家でもありまた名教師でいらっしゃいますけども、そのスターンさんならではの指導がありまして、単にテクニックをどうのこうのということじゃなく、日本のこどもたちはテクニックはすごいというのは認めていらっしゃるんですけど、単にテクニックだけではない大きい音楽のとらえ方という面をアドバイスされていらっしゃいました。この受講生のなかから昨年の日本音楽コンクールのバイオリン部門の優勝者がでました。私どもも大変うれしく思いますとともに、こういう企画をしてよかったというのが実感です。第3回からは、スターンさんのご提案のもとに、アジアの才能ある若い人たちが学べる場を宮崎でつくろうということで準備を進めています。国内、中国、韓国などからその演奏家と指導者もお招きして教える期間が短いので、その子をどういうふうに育てればいいかを指導者に伝えたいという意図で、受講生だけでなく指導者までおいでいただくということにしております。音楽祭につきましてはまだ、解決しなければならない課題をかかえながらやっております。みなさまには是非ご都合がつきますならば、ご来場賜りましてお気付きの点などについてご指導賜ればありがたいと思っております。

それから時間がもうあまりありませんので簡潔にご説明したいと思いますが、県民参加の機会づくりというところでいくつか事業をご紹介いたします。ともかく私どもでは単に鑑賞していただくだけのものじゃなくて、講座、ワークショップの実施に積極的に取り組もうというこ

 

 

 

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