今年度分につきまして資料にラインナップをつけておりますけども、今年それらのジャンルをすべて網羅しているものではございませんのでご了解のうえでご高覧いただきたいと思います。企画スタッフはとにかくアンテナを四方八方にはりめぐらせまして、機会あるごとにさまざまな公演を直接見聞きさせていただいております。それからCDの新譜が出版されますと、その楽団がどうかとかどういう解釈をしてどういう演奏をされたんだろうということで、できるだけ早い時期に取りよせてそれらのチェックを行ないまして、そして翌年度分のラインナップの原案をだいたい夏場ぐらいからつくります。そして先程申し上げました運営協議会ですとか顧問団の方々のご意見もお聞きし、集約したものを財団の理事会にかけて事業決定をする。これがまあだいたい年度末という段取りになっております。招聘公演の中で海外のオーケストラにつきましては、公演日程の出が比較的早いので、これらの情報を入手できた段階で、すぐに検討にはいることにしております。この時点でまだ演奏曲目とかプログラムもでてないんですけども、逆に当方からプロモーターの方に提案をさせていただいて、それを指揮者ですとか楽団に早めに、お願いをしていただくということも行なっております。先方からあとになって提示されます例えばA,B,C,などというプログラムのなかから単純に選ぶということになりますと複数の楽団の来県公演などがありますので、近い時期に同じ曲が何度も演奏されるというようなことにもなりかねないということもありまして、そういうことやっております。個人的にはマニアックな部分ですけども同じ曲を違う指揮者と違う楽団で聴いてみたいとは思いますが、これまでそういうものが重なった時に、あれは前あの楽団で聴いたからいいやと言ってチケットの販売に結びつかない事態もありましたものですから、そのへんの調整を早い時期に行なうようにしております。
これらは指揮者ですとか楽団の特性・志向を把握した上でのことなんですけども、私どもの劇場には国産最大級のパイプオルガンを設置しております関係で、特性を生かす形でプログラミングをお願いするということをやっております。これまでやりましたものでは、シャルル・デュトワさん指揮のモントリオール交響楽団の時にサンサーンスの交響曲第3番オルガン付ですね、これをとにかくプログラムに入れて下さいよという事前のお願いをした事もありますし、それから小沢征爾さんと新日フィルがお見えになる時にも、リヒヤルト・シュトラウスのオルガンを使いますアルプス交響曲を是非やって下さいというお願いをしたこともございまして、実現いたしました。また指揮者と楽団の特性とかを生かしていきたいということで、単純につくってこられるプログラムを私どもなりにアレンジお願いすることもございます。例えば、フランクフルト放送交響楽団をやりましたときには、指揮インバルさんでございましたんで、こ