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うど昭和60年、1985年オープンでしたんで、実は浅利慶太さんが10年間、王立のシェイクスピアの劇をやってるところから呼びたい、「せっかく会館作るんだから花火を打ち上げたい。」という話をもらいました。実は私、建築技師職なんで館を建てる時に外壁にタイルを貼ったりしまして、ちょうど使用査定がございまして、市長、助役からその時にちょうど不景気になりかけてて、なかなか起債も取れないというような状態だったんです。市長、助役から「外壁に打ちっぱなし吹きつけにしたらなんぼや」、「タイル貼ったらなんぼや」と言われまして、私は「そんなんよう言わん。」いうてえらい怒られまして、市長から「君に決めてもらおう思うてへん。君はタイルやったらなんぼかかる、打ちっぱなし吹きつけやったらなんぼかかる。」要するにごっつい面積広いもんですから、タイル20万枚貼ってるんです。タイルと吹きつけで2億円違うんです。他の人が「荒起君、君がそないな言わんと、市長言うてはんのは、君は大理石やったらなんぼ、タイルやったらなんぼ、打ちっぱなしはなんぼ言うたらえいねん。タイルにしてくれはるか分からへんやないか。」と、こう言いはったん。

ほんで、いやーそんなんよう言わんて、その人とけんかしてたら、「市長が、技術屋も一ペん言うたら聞きよれへんから、君らに63億円やる。」ということで63億円もらったんです。それで6年ぐらい前ですけども、タイルも貼れたんです。入札やらなんやらしましたら2億円余りまして、「63億円やるいうて言うたんやから、その余った2億はもらえるもんや。」ということで、事業について1億は別にええから1億くれという話をして交渉しとったんです。大阪で10公演、東京で10公演やってだいたい2億かかる。できたら1億出して、東京で1億出してもらって交渉に入ろうということで交渉に入りました。

チケット売れれば目算ではまあトントンか、あの50%で計算しましたんで、1億くらいもうかるんちゃうかなという採算だったんですけど、役所はなかなか賭けをさしてくれませんので、「1億くれる言うてたやないか。」いう話をしまして交渉しました。ちょうど1985年、昭和60年、「ロスオリンピックが開催される、ロイヤルシェイクスピアカンパニーがロスへ行く。その帰りに香港から日本へも寄れるで。」という話で、これは「実現できたなあ。」ということで市長に「5000万予算を組んでくれ。」と話をしたんですけども「議会が通らないだろう。」ということで、それはできなかったんです。ほんとはこれもやりたかったんですけども、その代わりと言っては何なんですけども、実際にはなかなか東京にはウィーンフィルが来たり、すごいものが来るんです。ロイヤルシェイクスピアカンパニーも来てますし、ナショナルシアターも来てます。これはあちこち回って来るんですけども、大阪には来ない時があります。東京だけ行って帰ってしまう。ほんとは、東京から大阪、名古屋、福岡と、ずつと回ってもろうては全国一

 

 

 

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