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いときます。任すからやってください。」言ったら、「それもたいへんだなあ。」とおっしゃったんですが、裏方さんが練習の時にこそっと見に来ていただいて「出来るだけ近いようにしてあげよう。」ということで思ったような色をつけていただいた。やっぱり裏方さんといかにしていくかいうことも宝塚歌劇という独特な所を使いながら、進めていく工夫、よその館を使わして頂く秘訣みたいなものがあるんじゃないかなという気がいたしました。

それからもう一つは昨日もお話の中でありましたが、中藤さんがおっしゃってましたように、コンサートエージェンシーから買う時とか、色々な問題も含んでお話してくださいました。理解してください、というようなお話もありました。こういうことがありました。ある奏者をエージェンシーに前もって電話で「この日よろしくお願い致します。空いてますね。」「はいはい、わかりました。」ということで私も事業計画を作ろうとして進んでおりました。ところが、2カ月ほどして「あの話をとりやめて欲しいんです。」という話がきたんです。「どうしてですか?」「実はお得意さんからお声かかりまして」とこういうんです。「えっ?お得意さんからお声かかって。おかしいな。」っと思ってたんですが、宝塚に館の主催事業と、もう一つ市民のコンサートをやってるグループがありまして、同じベガホールでやってたんです。私どもは「ベガホールで、いついつです。」というふうにお話をしたら「オーケーです。」ということでした。その方が十分聞いてなかったのが、ベガホールだからと思って「はい、はい」と言ってしまったようです。その市民グループから同じ演奏者に声がかかって、そちらを優先したいと私にかかってきたわけです。「お得意さんとは誰だ?」という話をしたら「いや、ちょっと言えません。」「言えませんって、ちゃんと言わないと私は納得しない。」という話をしたんです。もう一つのエージェンシーを通じてさぐりますと、やっぱりこのグループだったんです。そして「社長を呼んで下さい。お宅はこういう、言い方をするんですね。お得意さんってどういうことですか、私のところもお得意さんじゃないですか。」この辺はびしっと押さえていかないといけないなという気がいたします。

それからは、9時半で真っ暗にされるから、あのホールはどうのこうのとか、規則ばっかり言ってるからと演奏者から責められる場合がありますし、今日のお話の中でもそういう話がありました。

一方、演奏者も勝手な所があります。例えばある交響楽団の演奏時間は普通2時間のようです。だからオペラをされないところが多いんです。2時間以上の演奏をなかなかやってくれない場合があります。例えばカルメンを2時間でやってくださいと言われたら、そこにナレーションを入れてつないでいったりして、工夫をしなければなりません。2時間20分とか2時間30分

 

 

 

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