ように、子供達には児童演劇があります。これは20年前には趨勢を誇ったんですが、子供劇場、親子劇場が子供達のために安く提供して、会員さんも多かったです。演劇や音楽については労演・労音が、大阪市内でもフェスティバルホールが大体2,800席7日間使ってもいっぱいになるような感じでした。観客はどんどん減ってきています。これは何でかと言いますと、今までは要するに与えられたものを会費払うて見ていただいた、30年代40年代というとなかなか生活も苦しかったと思うんです。その時はちょっとでも教育費に使いたい、他の旅行もしたいけども文化芸術にも金を出していたと思うのですが、バブルがはじけてからどうしても文化芸術が切られる。これは原点に戻ってもらいたいということがあるんです。その人達がなぜ減ったかと言いますと、会費を払うて与えられたものを見るんじゃなくて、自分達からいろんなことをやっているところへ自分の好きなものが見れるいうような感覚に変わってきたというようになります。それを先取りして作っていかないかん。そうすると、アマチュアで各種団体が舞台をやっておられたものを市民に見せたらどうかということがあります。市民が一生懸命やっておられるということはなかなかいいことだと思うんです。
技術を向上したり、演劇的に向上しょうと思うたら、プロの方とアマチュアとが一緒になってやってきました。そゃから、プロの劇団とアマチュアと一緒にオーディションやってファミリーミュージカルをやっておるんですが、先程申し上げた江見俊太郎さんの話がそういう機会を与えてあげたいということです。
今回7回目になるんですが当初は隔年でやっておりました。私の方の考えが変わってきまして、ファミリーミュージカルを第1回目にやった時にテレビで放映されて、前回も30分番組にして毎日放送で放送されたんですけども、その中から日大の芸術科に入ったりとかそれから劇団に入ったのが2人、歌手になるといったのが1人とかありました。始めはそういうようなかたちで機会を与えてあげたらいいなと思ったんですが、え、そんなとこまでいってしもうたらちょっとその人達の人生あやまらしたんちがうかなと心配になりまして、演出家と話をしたりいろいろな人に話をしたら、いや、それはいいのではないか。というのはその人達にその機会を与えてあげて、その人達が決めてそういう方へ進んでいった。これは音楽でもそうですし、いろんな機会を与えて市民がいろんなものを見て、その中で自分が進んで行く道を歩んでもらったらいいんではないかなという感じを思っております。
そういうことで続けさせてもらってたんですが、その中にいじめられっ子がおりまして。その子がオーディションを受けて出ていただいたいうことで、その学校ではいじめがなくなりました。その学級が応援をして劇を見ようじゃないかと、又校長までが一緒になって学校で応援