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ションのいきさつで少し失敗があったんですが、また後で話をします。

役所の会計、我々は吹田市文化振興事業団の職員になっていますが、事業団会計になっています。プロデューサーの中にあります制作、会計が違うんですね。これも我々は知って調整をせないかん。法人会計の処理と、それから民間と一緒になりますのは、役所の場合は委託費だとか交際費とかありますけども、事業団の場合はスタッフ、出演者の食事やケータリングの費用も交際費の中に入ってしまうわけです。当初だいぶ役所で言われました。「なんで交際費をこんなに使うねん。」ということだったんですが、これは説明していけばわかってもらえるので根気よく説明して、わかってもらわねばなりません。

そして問題になったのは、アイ・ジョージさんの公演はちょうど4月オープン記念の最後になったわけなんですが、うちの職員に税込みで話をしてきてくれという話をしたんで。これは免税の書類を持っていたら、そのまま払えるのですが、持ってない場合は源泉は全部会館でやらないきません。そういうことで話をしたわけなんですが。タレント側はそんな税込みなんてわからないわけです。話のくいちがいがあったんですが、向こうは取りでほしいというような話が出たんです。うちの職員が帰って来まして、税込みの話をしてきました。「相手はトリというてました。」「ああ、トリか。」要するに4月の1ケ間が我々のオープン記念事業だったものですから、公演が30日で最後のトリと思い「あ、それでよろこんではったんでんなあ。」ということで本番をむかえたわけなんです。本番を迎えて渡しますと、「いや、あわん。私の取りと言うてましたで。」「いや、うち税込みいうてましたで。」タレント側は税込みとかそんなんわからんですわ。取りというのは税抜きの話をされているわけです。そこでへんな取り違いをしまして問題が起こったわけです。役所の場合は出来ないわけですよね。民間の場合でしたら、あそこで取り違えていたから後で、あの時300万でしたから、30万程余分になったわけですけども。予算余っていても払えないんですね、契約してますから、契約を破棄するわけにはいきませんから。これは信頼してもらって将来何か又お返しをしたいと言うことで、話しがってきました。

それと、皆さんにお願いしたいのは、何かをやる時には出来るだけ相手と話をしてもらう。演劇をする場合は、東京の六本木を歩けば俳優座から劇団NLT、文学座と全部歩いてまいりました。いろんな人と話をしましたけども、役所の我々が行った場合信頼をしてくれるんです。「役所からきたはる人だから、これはうそをつくことはない。」だけど信用はしてくれないです。だから、今度信頼と信用を絶対勝ち得ないかんいうようなことにもなってきます。しかし、時として、信頼も信用も破ってしまう会館があるので注意してほしい。われわれの方でポリシー

 

 

 

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