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内容:舞台芸術の運営論について

(演 劇)

 

(公共ホールに求められるもの〉

・コンセプト作り

・主文化事業の充実

・地域ニーズの把握

・阪神・淡路大震災と自主文化事業

 

講師(財)吹田市文化振興事業団(吹田市文化会館)事務局長 荒起一夫

 

司会松岡 間もなく次の講義が始まりますので、お席の方へお戻り下さい。

ひきつづきまして、舞台芸術の運営論、演劇部門について荒起一夫先生にご講義を頂きます。先生は、1943年大阪府生まれで、大阪工業大学建築科をご卒業され、同年吹田市役所建築科に配属。その後、吹田市教育委員会文化会館建築事務所で、メイシアターの構想、設計、建築に従事され90年より吹田市教育委員会社会教育部総括参事及び、財団法人吹田市文化振興事業団事務局次長を経て93年より、事務局長に就任され、傍らで各施設のアドバイザー、各種シンポジウムのパネラー講師等をなさっておられます。それでは、荒起先生舞台芸術の運営論の演劇部門についてご講義をお願いします。

荒起先生 おはようございます。只今ご紹介にあずかりました吹田メイシアターの荒起でございます。3日間本当にご苦労さまでございます。アートマネージメント講座で演劇論ということでございましたが、舞台袖で聞いておりましてどのように話をししたら良いかと考えておりました。私もある一定の理論をもっているんですが理論を申し上げても何ですので、私が歩んで来た事業をやって来た例題を明示しながらより多くのお話をさせていただきたいというように考えております。

レジメを作ってほしいということで、公共ホールに求められる物ということでレジメに書いてあるんですが、最初に概要からちょっと説明させていただきます。1985年にメイシアターが オープンをいたしました。オープンの約4年ぐらい前から建設計画が始まりました。その頃は どこも文化会館建設ということでありました。ご紹介にありました様に私は皆さんと同じ立場におりますが、少し違いますのは建築の技術職でございます。なぜこのような文化に携わるようになったか、これもお話を申し上げていきたいと思っております。

その当時は、市民会館がございまして、この市民会館が大阪府下で本当に当初に建てられたものでございます。1,000席のホールがございました。大阪府下でも、だいたい利用率が30%いうようなことでございました。ただ、講演だけしか出来ないというようなことだったものですから、芸術団体の方から建設を望まれる声が多かったわけでございます。いろんな要望をお聞きしまして、大・中・小3つのホールを建させてもらいました。ご存知の様に吹田市は大阪府の北部にありまして、大阪市内に出ようと思いますと、15分から20分あったら大阪に出られます。大阪には、皆さんご存じのザ・シンフォニーホールだとか、昨日話がございましたドラマシアター劇場飛天、サンケイホール、フェステイバルホール、厚生年金会館、近鉄劇場等の民間ホールがどんどん建っております。そのような中で、公立館が建って吹田の市民が本当に見てくれるんか、本当に使ってくれるんかというなこともございました。建設をしていく中で、

 

 

 

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