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た。震災後、当然ですが事業がいくらか残っていましたが全部中止にしました。そして、平成7年度は市からの事業補助はゼロになりました。8年度もゼロです。だけども、どうしてもやっていかなければならない事業がありました。人は減らされていきました。

金利はどんどん低下していってます。何とか文化を絶やすまいと、何ヵ月間は私も食料班の方に従事し毎日毎日お弁当やおにぎりの配達を朝昼晩担当して、3日に1回は私は食堂のタイルの上に段ボールを敷いて寝ていたというのが続きました。物資の調達、市民からの要求、苦情など雑然としていたとき、「大塚さん今からコンサートをしたいが、場所ありますか。」という電話がそういう中へ掛かってきた。本当に嬉しく思いました。

又全国から当然避難者に対する支援もあったわけですが、文化の火を消すな。文化の火を消すなということで、各ホールやいろいろな関係の方々からも文化支援ということで財団に寄付をいただきました。何とかイベントをやれるのはやっていき、そして復興支援のコンサートなどは受け入れをしていきたいということで進めていましたが、ホール代だとか印刷代だとか人の問題だとか経費はいるわけですが、こんな時こそ何とかしていきたいという気持ちでまいりました。

国際室内合唱コンクールもすでに7月の末には決まっておりまして、もう参加国も決まっておりました。そういうこともあってこれは消したくない、中止となるとやめられるんじゃないかと、コンクールといえばどちらかと言えば経費的に出しが大変多いわけです。あちこちに最近コンクールが多くなっていますが、これは町の活性化につながります。これをやめてしまうと続かないという気持ちもありした。

そこで、今までに参加されている何人かにお願いいたしました。「私達の目指していたコンクールがなくなる、このコンクールを続けていこうじゃありませんか。続けていってもらおうじゃありませんか。皆さんのお力を頂きたい。」という文書を今までに参加した各団体に送りました。全国の団体から「私とこは大変小さな団体ですので1万円しか出せませんが。」というように沢山の口数を頂きました。このように力強い支援をいただき何とか続けて行こうという気持ちで寄付をあおいだりして、コンクールを続けて行った思いもございます。

又もう一つのピアノのコンクールもそうでした。審査員の先生方に節約するとこは節約させていただいて何とか続けていきますからということでお願いし安川先生にも協力を頂きました。そして、審査員の後の会で少しずつでも寄付をしていこうというお声をかけていただきました。又、出演者にも賞金の一部を逆に寄付をしていただいたりもしました。気持ち良く私共の主旨にご賛同いただいて続けていくことができました。

 

 

 

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