これは色々な楽器を使ったオーケストラによって演奏される曲ですが、大体四つの楽章から成っているというような約束事がございます。これは皆様の目や、耳に触れられる機会も多いと思います。
それから管弦楽曲、これはやはり同じオーケストラで演奏されるんですけども、交響曲のようなきまりがなく、割に自由な形で作曲され、演奏されるという曲でございます。
それから協奏曲、これはある特定な独奏楽器ですね、例えばバイオリンとかピアノとかそういうものとオーケストラが対等な資格をもって演奏し、音楽をつくりあげていくというようなことで、よくピアノ協奏曲とかバイオリン協奏曲とかそういうものをみなさん耳になさることが多いと思います。
その次は室内楽、これは文字通りもともと室内で演奏する。何に対して室内かというと、いわゆる教会の中でもない、それから劇場でもない。どこなんだというと最初の頃は貴族のサロンであったということで人数的にもそう多くない。二、三人から十四、五名というところで演奏されるための曲。ただ、演奏者の数が少ないのでそれぞれの演奏者と、楽器に対する比重が非常に強くなっている。演奏者はそれを自覚してお互いに技を競い合って一つの音楽を作りあげていくというおもしろさをもった曲でございます。
それから独奏曲、これはおわかりだと思いますが、単独の楽器によって演奏される曲でございますね。ただ、ピアノ以外は伴奏楽器を伴うという場合がかなりあるということになります。歌の場合は独奏と言わずに独唱というということでございましょう。
それから声楽曲、これは申すまでもありませんが、歌を主とした楽曲でございまして、独唱曲、重唱曲、それから合唱曲、そういうものがこの辺に入るわけですね。
それから歌劇、これはオペラのことですが、これはいわゆる総合舞台芸術といわれておりますけども、歌の部分にしても独唱あり重唱あり合唱ありで、他の分野としてはバレエが入る場合もある。それらによって舞台上はあるドラマが展開して、そうしますと、ドラマに舞台美術が必要になってくる。また、その全体をひっくるめて指揮者率いるところのオーケストラが支えていくというような非常に大がかりな舞台芸術ということになりまして、非常に金食い虫といわれておる次第でございます。
余計なことですが、私も前に居りました二期会というところでやはりオペラの金のかかり具合に非常に困ったというようなことはございますが、その状況は今でも特に変わってはいないし、むしろひどくなっているかも知れません。先般新国立劇場ができまして、そこでもオペラがやられるようになった。そうしますと民間のオペラ団体にどういう影響が出てくるかちょっ