日本財団 図書館


な女の子達のレビューであろうが、それはそのファン、その人その人の受け止め方で幸せになる。そういう仕事に我々がタッチしてるんで、これは21世紀へつながる仕事じゃないかと、実際に私に言ってくれた人がいらっしゃいます。

それもさっきから申し上げているように、プロデュースというのは、なにもオートメーションで出来てくるわけでもないし、人間が頭の中で考えたこと、ささやかなアイデアであれ、なんであれ、もちろん意表をついたアイデア、プランが出てくれば、そりゃもう大手を振って声を大にして周りに宣伝をされてもいいと思うんです。そんなものがそんじょそこらにゴロゴロころがってるわけでもありませんし、どこでどういうきっかけを掴めるか分かりませんけれども、そんな大げさなものじゃなくて、ささやかなそういう発案が、プロデュースの一歩を踏み出すものだということを今日は力説をしておきたいと思うんです。

更に、そういうものを皆さんと我々商業劇場のプロデューサーが、ほんとに手を組んでできるのか。東京で地方のホール向きにミュージカルを作りますというようなことを標榜してるプロダクションも多少あります。1〜2私も知っておりますし、演劇でも地方公演というものを最初から当てはめて、演劇鑑賞会のみならず、いろんな地方のホール展開をするという目的の演劇集団、劇団もあります。もちろん劇団四季もその一つで、そういうレパートリーを持って展開する場合もありましょう。

私の乏しい経験から言いますと、昨年夏にドラマシティとしては再演だったんですけども『アンネの日記』というミュージカルをプロデュースさせていただき、それが全国で16ヶ所公演が成立しました。四国でも香川と徳島でやらせていただいたんですけれども、有名なアンネ・フランクの『アンネの日記』をアメリカ人がミュージカルにしたてたものです。これなんか決してブロードウェイでトニー賞を取ったりした有名な作品ではなく、オフ・ブロードウェイでちらっとやられたぐらいで、あんまり有名な作品ではないんですけれども、たまたま東宝ミュージックという、ミュージカルの上演権をお世話するエージェントが東宝の子会社にありまして、そこにこのミュージカルの上演権の権利が発生した時に、私に勧めて来られたのです。ドラマシティという中劇場向きのミュージカルだし、題名も非常に有名なんで、いっぺん考えてみたらどうだと言われて、2年ぐらいいろいろ考えて、一昨年立ち上がったものなのです。

 

商業劇場のプロデューサーがこういうことを申し上げると、提案というよりも売り込みのようなんですけれども、もし、ここにお集まりの方々の中で30ヶ所、オリジナルな企画で翻訳であれ、創作であれなんでもいいんですが、ミュージカルなりストレートプレイなりが企画され

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION