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うことが成功してる例が出てまいりました。私達もこういうことを更に進めて、ヨーロッパやアメリカと少なくとも同じ金額以上は払わない、ということを近い将来には到達したいと考えております。

この後、プロデューサーについてのお話があるというふうに承ってますが、皆さんにお願いをするのは、プロデューサーとして、自分の地域の人達の文化状況をいいほうに変えていくために、是非力を入れていただきたい。どのくらい人が入るのだろうというだけではなくて、長い目で見て、その地域のためになったかどうかという評価の基準も是非お願いをしたいと思っております。

私達は、自分たちの仕事を通じてプロデューサーでなければいけないと思っております。かつては「呼び屋」というふうに言われました。これは、出来上がったものの場所を移すのはたしかに「呼び屋」です。しかし、私達自身が日本の観客は何を求め、どういう音楽を望んでいるか、ということを知りながらプロデュースをする。自分たちが作る。あるいは味付けをするということをやらなけれならないし、それが求められている時期だというふうに思っております。

先程も言いました様に、その状況が厳しい。そして、だんだん人が入りにくくなっているという状況であればあるほど、こういう不況な時だからこそ文化というのは求められている。求められているのに入らないというのは、我々のやり方にどっか問題があるんだと。その為に知恵を働かせ努力をする、ということが今ぐらい大切な時はないと思っております。私達自身も、良い方向に変わらなければいけないと思っておりますし、どういう点を変えなければいけないかということについて、私は今日高い席からですが、私達の側から見てホールに対して注文を申し上げました。是非皆さんの方からも、こういう所をこういうふうに変えろとおっしゃっていただいて、私達と一緒に変わり、聴衆を増やし、いい演奏をやってもらう、ということを申し上げて私の話をしめくくらせて頂きたいと思います。ご静聴ありがとうございました。(拍手)

司会 中藤先生ありがとうございました。ここで少し休憩致します。次の講演は、3時から始めますので、おくれないようご着席お願いします。

 

 

 

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