少しずつまとまりはじめています。最近行く回数が増えたという人達を調べますと、何とコンサート情報が手に入りやすくなった。というのが35.1%。それから好きな演奏家が出来たというのが34.2%。コンサート情報を沢山出しているつもりでも、皆さんの手に届いてないというのが東京ではあるんです。東京で演奏会に行と、肩がこるほどの厚みのチラシを配られる訳です。ものすごい数のチラシをまくんですが、コンサート会場でチラシをまいていることが主なその情報を広げる手段だとすると、繰り返しいらっしゃる人達だけに働きかけているということになるんですね。コンビニエンスストアーとかなんとかに、来週の演奏会はこういうものがありますよとか、そういう情報の与え方をしていない。チラシに何色も使って、2,000人の会場を一杯にする為に何万枚ものチラシをまいてる。場合によれば十万枚くらいまいているというところもあるわけですけれども。こういうのが、果していいマネージメントをやっているのかということがこの調査の中から窺えます。
最近、行かなくなった人というのは、チケットが高いという人が41.4%なんです。仕事で時間がとれないというのが24.1%。それから、丸を二つ、三つ書いている方もいらっしゃるので、100%以上になりますが、チケットが取れないというのが24.1%。それから経済的なゆとりがなくなったというのが21.6%。じゃ今以上に回数を増やすとすれば、どういう条件があれば今以上にいきますか、というのについては、圧倒的にチケットが安くなれば行く回数を増やすというのが82.5%あるんです。それから、チケットが取りやすくなるのは49.5%。これも思ったよりも大きい。それから、公演情報が詳しく提供されるということが37.3%。当日券が必ず発売されているなら行くというのは27.6%というふうに、どういう条件ならば今よりももっと聴きにいくかということの、東京での事例をぜひ皆様にもお届けしたいと思いますので、皆様方はどうぞ自分の地元で、そういうものを是非掴んでいただければというふうに考えております。
少し先を急がなければなりませんが、ホールの皆さんに対して私達音楽事務所のほうからお願いをしたいというか、注文をしたいことがございます。先程、申し上げましたように、私達はお互いに聴衆を増やし、クラシック音楽をもっと普及させ、そして楽しんでいただく。生活に潤いを持っていただくという、私達もホールの皆様も同じ仕事をしているわけです。そういう点では、おおげさに言えば、運命共同体とでもいいますか、良くしていくためにお互いに知恵を出し合うということで、私達の方からも率直に申し上げますが、皆さんの方からも是非私達に厳しいご批判なり、ご指導をいただきたいと思うんです。
音楽事務所から見たホールについては、3年前に私共の会員会社にアンケートをとりました。