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◆第10節 通信設備等の整備 ≪新規策定≫

?@ 災害時の情報伝達手段となる無線通信設備等の現在の整備状況及び使用方法等を整理,明示し,災害時の使用の利便を図ることとした。

?A 現行の通信設備等が災害時にも有効に機能するよう,保守管理の徹底,更新を行うとともに,その多重化に努めることとした。

?B 情報収集と伝達機能の強化のため,地域防災無線システム,緊急時情報伝達システム,既設のパソコンを活用したネットワークシステム,ファクシミリー斉送信装置,高所監視カメラシステムの整備の他, インターネットの活用に努めることとした。

 

◆第11節 飲料水,食糧等の確保 ≪新規策定≫

?@ 飲料水,食糧,生活必需品等の備蓄等にあたっての基本的方向について次の事項を明示した。

● 市民に対し最低3日分の飲料水と食糧,非常持出し品等の備蓄を徹底する。

● 市域の適切な場所に分散備蓄をさらに進める。

● 保存年数,季節性,市民の嗜好等を考慮し,業者との調達協定による流通備蓄の拡大を図る。

● 避難生活の長期化や災害弱者に配慮した備蓄品目等の整備を行う。

?A 応急飲料水は,主として平塚配水池,兼用貯水槽,耐震性プールから確保し,また,応急生活用水は火災の発生がない場合には耐震性プールから主として確保することとした。

?B 食糧(長期保存食)の備蓄は,目標備蓄量を90,000食から135,000食とした。また,生活必需物資,防災用資機材の備蓄は,順次計画的に充実することとした。

 

◆第12節 医療・救護体制の整備 ≪新規策定≫

?@ 災害時に開設される臨時救護所(13箇所)の機能を更に充実するため,医療資器材等の備蓄の推進や医薬品確保のため協定締結の推進に努めるとともに,看護要員の確保,育成等により救護所の運営体制の整備,確立に努めることとした。

?A 医療,救護活動を迅速に行うため,消防部,救護部は関係医療機関や平塚保健所と,事前に救護及び連絡体制の整備に努めるとともに,特に人工透析患者等の医療確保の体制整備に努めることとした。

?B 医療機関は,ライフラインが途絶することを想定し,設備の耐震化を図るとともに,医療用水を確保するための貯水槽の設置,自家発電装置の増強等を計画的に推進するものとした。また,医療ボランティアの受入れ体制の整備にも努めることとした。

?C 避難生活の長期化を想定し,メンタルケアも含めた巡回健康相談,栄養指導等の体制整備に努めるとともに,学校の保健室の整備,充実に努めることとした。

 

◆第13節 防災知識の普及と防災教育等の推進(旧防災知識普及に関する計画) ≪全面改正≫

?@ 市民が家庭で行うべき予防・安全対策,災害時の行動等について具体的項目を明示するとともに,地震に関する知識・情報等の具体的項目を設定し,あらゆる機会,手段を通じて周知徹底を図ることとした。

?A 市は,地域の防災的見地からの防災アセスメントを行い,防災マップや地震時の行動マニュアル等を作成し市民に配布するとともに,研修を行う等防災知識の普及啓発に努めることとした。

?B 児童,生徒を主な対象として,学校における安全教育の一環として地震に関する科学的知識,心得,避難方法等についての理解,徹底を図るとともに,教職員に対しても研修会の開催など防災教育の援助を行うこととした。

?C 市職員に対し,防災教育・訓練や防災業務の習熟を徹底するとともに,各課に常時「防災推進員」を設置し,震災時の行政対応の実効性を高めることとした。

?D 市内の事業所,社会福祉施設,危険物施設等が自主防災体制の整備に努めるよう,県と協力して研修会の開催等を通じ,その指導徹底を図ることとした。

?E 「地震防災の日」又は「防災とボランティアの日」等を活用して防災関係の行事等を行い,市民等の防災意識の高揚を図ることとした。

?F 市民等の防災意識の動向や知識の普及状況等を把握するとともに,意見,提言等を把握し,防災体制の整備に資するため,必要に応じて調査等を実施することとした。

 

◆第14節 防災訓練の実施(旧防災訓練計画)≪全面改正≫

 

 

 

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