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トレーにするというところに力を入れだしているそうです。私は環境産業が盛んに、今不景気と言いますが、そっちの方に少し経済界が目を向けて、そこが儲かる企業になればいいなと思いまして、現にトレーなんかも、新日鉄が秋から事業再開されるそうです。

ここに来る前に日本の景気がすごく悪くて、デパートやスーパー関係がどうしたらいいか悩んでいるというニュースを昨日の晩も今日の朝も聞いたんです。それで、物を大切にすると物が売れなくなる。だから私達の行っていることが、すごく矛盾するなと思いながらも。例えば、ドイツでは十分ではないけれども、採算の取れている企業になってるし、輸出が3兆円産業。だから、日本の感覚だともっと金額が上がると思うんですが、レー卜が1マルクが60何円ですかね。もっと上がると思うんですが、そこまでなってほしいと思います。それと5月にドイツのマルクレールさんという国際経済学者で日本語のペラペラの方が来られたんです。そこで一番良いことを言って下さったのは、20年前はドイツもプラスチック花盛り、全盛の時代だったそうで、それから今のよう状況になった。日本は、今からどの様になりますかと誰か質問した時に、日本人はわがままだから、ドイツの様にはなりにくいかもしれないと言われました。やはり、皆が少しずつ我慢をしていかないと。環境に良いものは少し高くても世の中のためにそちらの方を買うように、私たち消費者の会としては、その様なことに目を向けるようにグリーンコンシューマー運動じゃないですが、その様なことも細々としなければいけないと思ってます。

私自身には、すごく悲観論と楽観論がありまして、ドイツのように昔はそうだったけれども、今はそうだと、いい所をまねしたり、これから日本も高齢化社会になりますが、ゲートボールとかカラオケとか行くのも良いですが、私も老人の部類に入っていきますが、具体的に社会のためになる生涯学習とか生きがい対策とか、その様に、リサイクル活動とかエコ活動がどんどん入っていく。今、宇部は男性が環境に関して活躍しているのは、自治会だけぐらいです。私たちのスタッフも20何人かおりますが全員女性なんです。今日、千里に来たら半分以上が男性ということで、そこにも私の夢を感じまして。宇部は環境としては、企業もあるし大学もあるんです。そういうとこから勉強もできるし、とても夢がここに来て開いたと思います。

昨日、一緒になった方は、和泉市のプラザの方なんです。具体的にどんなことをされていますかと尋ねたら、ハーブ玉とかタイル、鍋敷を作ったり、それから和泉市ですから布の切れ端がたくさんでるので、それで小物を作ったり、パッチワークを作ったりしておられるそうです。「宇部も企業があるでしょ」「うん、企業はあるけど」そういう所にもいっぱいヒントが転がっていて、日本の企業でどっか捨ててるところ、セメント、石炭なんかでも何かできるかもしれないなという発想を頂きました。とてもよかったと思います。

一つお聞きしようかなと思ったのは、このグリーンの冊子の3ページ目に、町田市のリサイクル文化センターが十分な成果をあげられなかったと書いてますね。その具体的なことを誰か教えていただけたらいいなと思っています。

 

三輪:今おっしゃっているのは末石先生のところですね。

 

澤田:私は、町田市をそれほど知っているって話ではないですけれども、大変素晴らしい活動をしている所です。なんでこういう見方なのか末石先生にお聞きしないで言うのもなんですが。

私は素晴らしいなと思っているのは、身心障害者、障害者の方たちが、あそこで活躍してるんです。資源化の分類をしたりですとか、工房なんかでもフリーマーケットまでにはならないんですが、昔的な言い方をすると、活用市みたいなもので、ある意味ではごみとして出されたというか、資源ごみをきれいに整理して、障害者の方たちが分類して売られているんです。そういう意味では多分ごみとして回収してきているという当たりが

 

 

 

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