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次に木村さんいかがでしょうか。

 

木村:私の場合は、先ほどの説明でもお分かりと思いますが、不燃ごみの処理に関しては、かなり経験が長いですが、リサイクルとか工房に関しましては、去年の4月から始めたばかりなものですから、今日はここに座っておりますけれども、私自身が勉強していきたいというふうな感じでやっておりますので、誠に申し訳ないんですが。プラザ施設の担う役割ということでございますけれども、私が感じていることに関しましては、第一に環境問題等に感心のある方々の集いの場所として提供して、ごみの減量化とかリサイクルについて気軽に意見を述べていただいて、それを行政に反映していける場所であったほうがいいのではないかという様に思います。

第二にリサイクル品のリフォームに関して、シルバー人材センター等の高齢者の方々の経験豊かな技術力が存分に活かせ、それによって生きがいを感じていただく、そのような場所であるのもいいのではないかと思います。それから第三に誰もが大切にしようという、そういった気持ちが高まって、ごみの減量化、そして埋め立て場の延命化へと発展していく拠点であってほしいという様に感じております。

また、未来や夢ということでございますが、ちょっとかけ離れたことになるかもしれませんが、リフォームや工夫によってごみになりかけた物を再生することによって命を与えると言いますか、もう一度使用できるようにする素晴らしい所であるというふうに思っていますし、同時に物を大切にする心を育む所であると感じておりますので、こういった全国に数多く建設されるプラザ施設を、先ほどもお話がありましたけれど、インターネット等で結びまして、より多くの情報交換、それから交流を深めていければいいなと思っております。こういったものに関しましては続けていかなければならない大事な事業であると感じているところでございます。

ちょっとずれるかもしれませんが、将来を考えた時に、物はいつか壊れて廃棄物になるというわけなんですが、その時にどのような形で処理をするかということを前もって決めておくということも必要でないかという様に思います。つまり、品物を作る時に必ず、すべてがリサイクルできる素材をまず使用するということから始めまして、廃棄物になった時にはその素材の原料に戻るというような形であればごみが出ないということになりますし、資源の節減にも繋がるのではないかと考えております。こういったことは、すでに一部で実施されているということも聞いておりますが、このような循環型と言いますか、リサイクルの確立が必要ではないかという様に私自身考えております。よろしくお願いします

 

三輪:どうもありがとうございました。続きまして田中さん。田中さんは、宇部市の消費者の会の副会長さんでもいらっしゃいます。そういうことで消費ということをいつもお考えになってのご活動ですね、そのあたりも含めてお話を頂けたらと思います。

 

田中:消費者の会に属していまして、先日も消費者の会主催のエコ工場の見学ということを行いました。若松にありますシャボン玉石鹸の会社に行きました。その会社は今まではそんなに景気が良くなかったんだけれども、今は年収40億になり、少しずつ上向いているということをお聞きしました。消費者の会として口コミの協力をしなければいけないと思いました。それからあとに、佐賀のエフピコにも行きました。大阪に来る前に福山の駅に大きなエフピコの看板もあったんですが、そこではトレーを再生している工場なんです。トレーを再生しますが、プラスチックの商品を作ってもまたごみになるからといって、そのトレーをまた

 

 

 

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