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また、工房活動に適したスペースが必要というように、中身を見ますと狭いとか、バックヤードがないとか、狭隘の問題がここに出ておりました。これを6つの課題・問題点に集約させていただきました。

続きまして「リサイクル工房などで、事業を行うについて将来の夢などありましたら」という問いに対してもたくさん回答をいただきました。これも6点に絞らせていただきました。「提供しやすい方法を考えよう」、「対話と協力で民主的な運営をこれから考えよう」、「工房運営の一歩前進を」、「実現できると信じてがんばる」、「力量をプロまで引き上げ信頼納得できる修理・再生技術を」、「利用者の利便を向上してゆこう」という将来の夢になっております。以上が分析致しました解析結果でございます。

この表の続きに各リサイクルセンター・リサイクルプラザの一覧表を記載しております。今後何かの機会にお使いいただいたら便利かと思います。以上でございます。どうもありがとうございます。

 

三輪:武内さんどうもありがとうございました。実は市民研究員は、皆さん武内さんのようなかたばかりで、なかには講師に出ておられる方もおられます。武内さんもお仕事をお辞めになってから市民研究員になられて、いかんなく社会で培った技術をこの様に発揮されておられると思います。ほんとに素晴らしい分析で、特に、最後の4・5ページの課題・問題点や工房の夢というのは、これから議論をする上で非常に良い情報だと思っています。

また後ろに記載しておりますプラザの一覧表は、事務局の西口さんが精力的に、最後の最後まで電話で問いかけしながら埋めて下さった最新資料ですので、今後ともこの様な資料を当プラザで整えていきたいとの意向ですので、是非ともご活用いただきたいと考えております。

それでは、工房の担う役割とか夢未来について自由に話していただきたいと思います。やはり工房というのは、非常に大きな使命をもっていると思うのです。物を介して実は人と人とのふれあいがある、というふうに先ほど澤田さんからお話がありましたが、やはり日々指導されて感じておられること、人との付き合いを介して感じておられること、あるいは今後どのようにこの活動を活発にしていったらいいか。それで先ほどの分析にもございましたが、「実現できると信じてがんばる」という決死の覚悟もございましたが、ご経験からいろんな話があると思いますので、ご紹介いただきながら盛り上げていきたいと思います。

まず、太田さんいかがでしょうか。太田さんはおもちゃにも関係しておられます。

 

大田:目黒区おもちゃの病院の先生をやっております。

 

三輪:お子さんとの付き合いも大きいと思いますのでそのあたりも含めて、お話し頂きたいと思います。

 

大田:その前にショップの来店者数とかそのあたりのところもお話したいと思います。来店者数は1日、大体46人ぐらい見えるんです。月曜から土曜までの10時から3時半まで、ショップは開店しています。そこでタオルとか石鹸とかも売ってるんですが、化粧品とかは売っておりません。化粧品はやはり有効期限が切れた物をもってきて皆さんに買ってもらうというような考えの方もおられるんですね、持ってくる方に、あなたごみを売るんじゃないんだから、自分が欲しい物でちょっと余った物を売るんだから、要らない物を人に売るのは失礼にあたるよというようなことを、持ってくる方に言うんですよ。ですからそのへんでお客さんと何時も喧嘩になるのです。揉め事は起こしながらでも、去年の実績では、31,762件売っているんです。金額ベースでは、17,967,000円販売しています。そのなかで家具も一緒に売っているわけなんです。今言いましたように、お客さんの方も来ると、このバギーの使い方が分からないから、教えて下さいとかいろいろ注文をつける方が

 

 

 

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