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の日というのも作ってます。ほんとはお子さんと一緒に来てもらうには土・日曜日に工房を開けた方がいいんですが、今のところはこの状況でうまく循環していますので、このままでと考えています。また、毎年10月上旬に、リサイクルプラザを開放しましてリサイクルフェアーを行っています。これは大体4,000から5,000人の方が参加下さいます。今年は多かったので、だんだん多くなっています。フェアーには、企業のパネル展示や普通のリサイクル、市民の方が売る市場、そして私たちの市民工房の開放も行って、子どもから大入までみんな楽しんで帰ってもらうように企画しています。それ以外に修理室があり、そこでは、リサイクルプラザに入ってきた資源ごみから自転車等を再生しています。

自転車はハンドルやタイヤ等の部品を集めて1台を再生しています。自転車は私達でも一番人気があるのですが、自転車をはじめ冷蔵庫・洗濯機・テレビ・家具をごみから再生して、市民の方に格安で販売しており、応募数が多くlヶ月に1回抽選を行っています。PL法の関係から、担当者はシルバーの職員なんですが、組合の許可・自転車商組合・電気商組合の方に月に2回程度来て頂いて、技術指導をお願いしています。また技術的に難しい製品は、その方たちに任せるそうです。大体の現状はそういうことです。

 

三輪:はい。ありがとうございました。では続きまして千里リサイクルプラザの岡田さんにプラザの紹介を含めてお願いします。

 

パネリスト:千里リサイクルプラザ

岡田千代子

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私は家具・木工工房の指導員をしております。この手で家具の再生等の仕事をしておりまして、直接市民の方に教えたり、教室を行ったりしておりますので、ほんとに直接的なお話ができるかと思います。この施設には、家具・木工以外に5つの工房がございます。それぞれの説明は後ほどさせていただきます。

先ほどから職人の世界とか、手仕事師の話がありましたが、その端くれとして、お話をさせて頂きたいと思っております。

千里リサイクルプラザは、平成2年に着手し平成4年に完成しました。今年で5周年ということです。全国で初めての“ごみ処理”と“啓発”の複合施設として、国の補助金を頂きました。設立当初から、全国の議員さんや自治体職員の方々や市民の皆さんが沢山視察にお越し下さいました。

視察の様子を工房の中から伺っておりますと“ごみ問題”は吹田だけではなく、どこの自治体でも最も大きい問題になっているということがよくわかります。

設立の目的は、資料に書いておりますとおり、リサイクル型社会を構築するということ、よりよい生活環境作りをしようということです。その目的のため、工房を直接市民に対するという意味で市民工房という“市民”という字がついたということです。日々、市民工房で過ごしている私たちとしては、大変親しみを感じておりますし、やりがいも感じております。

この施設は、月曜日と祝日が休館日となっており、それ以外の曜日は指導員が市民工房に詰めております。市民工房は、工房1や工房2という名前で呼んでおります。工房1は布さんと呼んでおり、リフォームを行う工房です。この工房の指導員は全員が女性で5〜6人おります。サイズが合わなくてとか、古いけど捨てるのはどうしてもというように、一度役目を終えたような衣類をリフォームしたり、仕方をアドバイスしたりしております。またリフォーム品の展示販売も行っております。

工房2は、紙すき工房といっており、月4回程度紙すきを行っています。“はがき”とか“しおりの実演体験を行っています。また、3ヶ月単位の陶芸教室も行っておりますし、また工房のあいた時は貸し工房として、一般市民に場所を提供することもございます。工房3は、電器さんと呼んで

 

 

 

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