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円程度でございます。9年度の入場者数につきましては4,400人。有効な応募総数が7,300票余りとなっております。ちなみに、一番人気の高い販売品は自転車となっており、その中でも1台について83票というのが最高でした。また、最近テレビをビデオ付きで8,000円で販売したところ、最高の108票になったような状況であります。

 

三輪:どうもありがとうございました。では続きまして宇部からおこしの田中さん、よろしくお願いします。

 

パネリスト:宇部市リサイクルプラザ

田中順子

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宇部市リサイクルプラザから来ました田中です。昨日、早速リサイクル関係の方とお友達になりまして、「あのー、宇部市から来ました」と言いましたら、開口一番、「煙突がたくさんあって煙がいっぱい落ちているところでしょ」と言われまして、私がむきになって「それは30年ぐらい前はそうだったけど、最近は国連の平和部門から、国連グローバル賞500というのを、30年前からの公害防止産業、官、学が一体になりまして、一生懸命がんばった関係上、北九州の次に宇部市がもらったんですよ」と言って、昨日反論してお国自慢をしました。

それで、宇部市リサイクルプラザの現状としまして、容器包装リサイクル法が施行され、それに関連して、全国平均で不燃物の中に資源ごみが30%程度混入しているということが統計的に出てるそうですが、宇部市でも埋め立て地がもう満杯になってきましたので、これを何とかしなくてはいけないということで、宇部市リサイクルプラザが建設されました。ここは主に資源ごみや不燃物の資源化です。それが主になっている施設です。その施設のなかにソフトの部門として市民工房があります。市民の方にごみ問題の啓発と教育の機能を持たせた市民工房というのを作ろうということになりまして、そこに私たち前から消費モニターとかされているOB90人ぐらい、ほとんど女の方ばかりなんですが、「宇部市消費者の会」に委託されました。その中で希望者を募って20人強ぐらいのスタッフが出来上がりました。それは今年で3年目です。

主に行っている内容は、まず衣類のリフォームです。これは雨傘から袋を作ったり、ワイシャツからエプロンとかいろいろなものを作ったり。また和服からのリフォームも行っています。これは実用品もありますが、ゴージャスなものもあります。70歳ぐらいの方が主になって、手仕事でロングドレスなんかを作ってくださっています。それからパッチワーク小物も作ったりします。また、作るだけではなく、衣類のリサイクルとして、校区を決めまして、そこから募ってちょっと見ましてボタンが取れてるとか、ほころびとかを直して、それを市民の方にあげたり売ったりします。また牛乳パックから紙すきや牛乳パック工芸をしています。紙すきは、“はがき”とか“しおり”を作ります。パック工芸は“はし置き”とかを作ります。それから、「あんでるせん」昔はやった巻いて藤みたいに編んでニスを塗るぶんですね。包装紙からコサージュをやっています。これを主に利用してくださるのが、小学校・幼稚園の家庭教育学級のお母さんたち。それから各学校の学年行事のアドバイス。月に1回ぐらい発行されます“PTAだより”に必ず入れてもらうという方針でやってます。

その他、小学校4年生の社会見学も行っています。私たちのプラザは、そのような施設です。ごみの行方を見るのを40分ぐらいかけて市の職員が案内されて、それから私たちの市民工房に入って来ます。「お母さんたちとまた一緒に来てね」という感じで帰ってもらっています。その他に自治会の方や一般市民の方が来られます。土・日曜日以外は工房のスタッフが控えていまして、今年から市の広報で月4回ですが今回は、牛乳パックから紙すきの日とか、和服からリフォームの日との指定日にして来てもらってます。また、何々週間

 

 

 

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