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しまう。そうなるとなかなかしんどい話ですし、おまけにだれがお金を負担するんだみたいに本質から離れてしまいます。我々が考えなくてはならないのは、ああいう容器を本当に必要とするのか、どういう使い方、つまりー回、一回使い捨てするのが本当に前提なのかどうかということ。そんなことを考えていくところからやっていけばどうかな、ということで提言します。というのは、こういうことで我々が皆さんといろいろお話し合いをします。仲間を増やしていく、企業や自治体と話すときにそういう考え方を変えていてく、そういう情報を持つということが我々の武器になります。

 

☆第3グループ

菅原節子

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私たちのグループは、自治会から出てこいと言われたり、すでに行政と牛乳パック回収運動を始めている方、宍粟郡でダイオキシンの問題を取り組んでらっしゃる方、また市民や事業者が出したごみを管理する仕事についている方などがメンバーでした。

今日のテーマでパネラーから具体的な話を聞いて、皆さんが今取り組んでいる中から、良い点、悪い点、提言につながることを出してもらいました。

行政の設備が良いと、市民が率先して活動することに欠けるのではないかとの反省。

良い点では、牛乳パック回収運動を行政・企業と一緒になって訴えたことで、市民意識が高まり、5種分別も成功したんじやないか。このことは、これから活動を広める方々にアドバイスになると思います。

活動拠点では、女性が多く井戸端会議的なことからどんどん広がっていって、その力で動かしているのではないかとも言われていました。

取り組みの中で、急いで解決しなければならないこと、ダイオキシン排出の問題などは一人ひとりができること、行政に提言していくことなど、具体的に地上戦、空中戦と分けて行動を進める。

また、廃棄物を他市に捨てる、捨てられた先は困っている、両市民を交えてのコミュニケーションも考えていきたいという話もありました。

分別して回収している下請け事業者は、行政に改善など向上的なことが言いにくいとだされていました。

市民として行政に関わること、話し合い等もっと多くしていくことが必要だなどの話しがありました。

 

小池:パック連の方もおられるんですが、やはり皆で社会を変えていこうとすると、多くの皆さんが『そういうふうにならないといかんばいね』とならないといけないと思います。それまでに時間がかかるんですね。ここにおられる皆さんが地域のリーダーだろうと思うのですが、井戸端会議の活用とか、いろいろと知恵を絞り、積み上げていって、やがて行政のほうも聞いていただけるというふうに。やはり、我々ここにいる地域のリーダーに必要なのは、竹腰さんの言われたような「おおらかさ」と「ある種のいい加減さ」も含めて、かつ「したたかさ」も必要だろうと思います。そんな感じでそれぞれ知恵を絞ってやっていけば、それなりに広がっていくと思います。

 

☆第4グループ

辻千代子

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私たちのところは、女性の方が足元からということで、あまり難しいことではなくて、例えば、「安い」というのがごみを増やす原因じゃないかということが一つでました。

その中で、洗剤とかタワシの問題が出たのです。タワシは、アクリルのセーターを切って作ったら、洗剤もあまりいらないし、カレーのときもさっとふくと汚れが取れるということでした。

一人の方が、アクリルのタワシを作られるときに、100円でアクリルの毛糸を買う、安いから

 

 

 

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