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「課長2人は雇えないよ」と言っています。これがあんまりもらって、ちゃんとした仕事になったらおもしろくないんですね。2,000円だから、適当で「楽しくやれる」というとことろがあるというふうに思います。住民が自立してやらないと、住民自治が育たないと、やはり「市民参加」ということもうまくいかない。だから、私たちが任されているということは、多分、役所のほうは住民自治とか、自立を耕しているんではないか、というふうに思います。やはり、一番大切なのは行政の姿勢というか、どこまで市民を信頼してやらしてくれるか。

こういう施設(くるくるプラザ)もみんな住民のものにならないと絶対に良くならないと思います。

 

☆第2グループ

佐藤百合子

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私どものグループは、ペットボトルを取り上げまして、必ずしも住民参加の良い点、悪い点、提言と分けなかったのですが。ペットボトルについてどうお考えかと意見をだしてもらいました。ペットボトルのリサイクルというと、どうしても費用が問題になってくるのですが。皆さんのご意見としては、市民・行政・企業の三者で何とかうまく分担していく以外にないだろうと。また、企業に負担して欲しいという意見もあるにはあるのですが、 本先生のほうから、容器としてのペットボトル、その中に入れる中身は、ペットボトルに収めなければならないものなのか。ペットボトルを使い初めたのは、ここ最近なのです。そのことで、先生のほうからいろいろ問題提起がありまして、どうしても使わなければいけないものではないんじゃないか。私たちはそれについて結構企業戦略に乗せられているのではないかとか、外国ではペットボトルは50回使用できるということで、そのままの形で再使用されているということですが、私たちも勉強不足だなあと思いました。

 

本:今だいたい言ってもらったのですが。私たちは、物を考えるとき、つい日本の現実に捕われてしまうということがあります。現実を見ることはとっても大切なのですけれど、ものを解決しようとするとき、現実というものに捕われてしまうために本当の解決策が見出せない場合が結構あるんです。そういう意味で視点を変えなきゃいけないということがあります。

例えば容器の問題を考えると、ペットボトルでなくてもいいんです、非常に具体的だから分かりやすいのでそうしたんです。我々が容器のリサイクルや容器のごみの問題を考える時、第1の疑問として考えなきゃいけないのは、私なんか考えていますのは、なぜ我々は液体で物を買っているんだろうか。本当にそれは液体でないと手に入らないものか。たしかに牛乳なんかは、多分牛を飼う以外液体でしか買えない。そうなると、びんか紙パックか、それをどうするのかということになるのです。我々は、コーヒーとかお茶とかそういうものまでなぜ液体で買うようになってしまったのだろうか。また、それはおいしいんだろうか。そういう疑問を抱くことが、一つの解決の道をつけることじゃないかと思います。見方をどう変えるかですね。

もう一つは、情報というものが武器になります。私と今日の参加者との違いは、その武器の違いにあったのですね。私は、ドイツとかスウェーデンとかデンマークに行っておりますので、向こうでどういったペットボトルがあるか、もちろん承知しております。ある程度の方はご存知と思うのですが、日本のよりちょっと分厚いです。でも、持った感じではほとんど分かりません。本当に50回のリサイクル、リターナブルできるペットボトルがあります。すぐはできませんが、そういう容器があると知っているなら、我々がもしペットボトルを使う必要があるとしても、そういう使い方があるという前提のもとで今後この社会をどうしていくか。また、行政に対してもどうするか、企業に対してもどう対応していくかという方向が変わるんじゃないか。そういうことを、もし知らなければ、いかにリサイクルするかだけに終始して

 

 

 

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