日本財団 図書館


☆西日本リサイクル運動市民の会の活動

パネリスト:西日本リサイクル運動市民の会

小池寿文

091-1.gif

 

九州の博多から来ました。元々生協の職員だったのですけども、5年ほど前にやめました。

こういう運動をやっていかんといかんだろうなということで。生協のほうでも、環境とか福祉とか農業をテーマにして活動していたものですから、別にそういうことをする人間が必要だろうな、組織が必要だろうなということで設立をしました。で、退職金がわりに出資をしてくれないかという冗談話も出したものですから、そういうことで少し出資していただきました。

皆さんも多分お悩みだろうと思います。最初に必要なのは、「思い」と、「お金」なんです。それと、活動の拠点ということです。まあそういうこともあって、出資をいただいて設立したという経緯があります。現在、私どもの年間の規模として予算がだいたい3,000万ぐらいの規模で動いております。そして、専従スタッフが3名ということで活動しております。事務所をちゃんと設立して、東京でいえば銀座にあたる九州の福岡にある天神というところにワンルームマンションなんですが事務所を構えて活動しています。先ほどから随分でていますけれども、事務所とかがあるともう少しいろいろないい活動ができるのではないかと考えておられると思います。お金の問題もついてまわりますけど。

私どもの活動としては、レジメのほうを見ていただきますと、だいたい載っております。私どもの雑誌と、だいたい将来的にどんなふうに考えているかということで、少しくすんだ紙ですが、国内回収新聞古紙100%のエコペーパーで作ったチラシをいれております。

まずフリーマーケットなんですが、先ほど言ったようにできるだけ稼いで運動に投資をしようというか、つぎ込むということでフリーマーケットを年100回ほど開催をしております。

福岡、北九州は人口としては、東京・大阪・名古屋に比べて少ないんですが、福岡と北九州の都市圏で約400万の人口があります。福岡、北九州地区でそれぞれ年100回くらいします。1回当たり、だいたい平均すると(雨天になることもありますから)10万くらい、私どもに出店料収入という形で入ってきます。年間1,200万ほどになっております。皆さん最近そうなんですが、フリーマーケットの出店者が雑誌に取り上げられている古着がブームということもあって6割〜7割が高校生の参加者で、非常に多いなと思います。まあ100回もやると大量消費文化に貢献しているのではないかなと思いつつ金を稼がないといけないなということ、現実的に使った物がもう一度よみがえるということで、まあいいかなということでやっております。

それから、『くるくるRECYCLE』という雑誌、ちょうどくるくるプラザさんと同じ名前なんですけども。前半分は、多くの市民の皆さんに家庭の不用品を登録いただいて、これは名古屋の中部リサイクルさんとか、大阪には関西リサイクルさんとか、東京に日本リサイクルさんとかありますが、そちらがやられていたものを踏襲をしましてずっとやってきています。どうも雑誌というものは、経費がかかって、私どもは1回50万冊作るのですが赤字なんです。本当は経営的に考えるとやめたいのです。時々話を聞くと、『フリーマーケットに行って安いものを手に入れたい』、でも『お腹に赤ちゃんがおるけんいかれんとですよ』というような話を聞くと、やめられないのです。気持ちとしてはやめて、もう少し専従スタッフの給料をなんとかしたいなと思っているのですが。そういう話を聞くとついついやさしいものですからホロッときて、やめられなくてずっと4年くらいたっています。

先ほど 本さんのほうからお話のあったグリーン・コンシューマー活動ということで,チラシのほうでついておりますけれども、全国版を作ったあとしばらくブランクがあったのですが、熊本版ができて、九州のほうでは学生さんがもう2回目

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION