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同じような顔ぶれの人が来るんではなくて、常に新しい人に一人でも多く参加していただくにはどうしたらいいか、そこを考えまして、「将を射んと欲すれば馬を射ん」じゃないんですけど、子供さんが興味をひくようなものを、イベントに提供したら否応なく親御さんがついてきてくれる。それからごみ問題、環境問題の認識の一番低いのは中年の男性だと言われております。それが子供さんが来れば、親ばかチャンリンで子供と一緒にそういう意識の低い階層も来てくれますので、そこをねらって、ミニ四駆ということをスタートさせたものです。

いろいろ苦労話もあるんですけども牛乳パックはご存知のように、寸法がタテ20センチ、切り開いても幅が28センチ。あれをどうやってコースに作るかが難しい点だったんです。一部は切り開かないで、直方体のまま使う部分もありまして、そのために切り開かない牛乳パックが400本必要だった。じゃその400本の牛乳パックをどうやって集めようかと、あるものは近所隣にお願いして、牛乳パック空いたらゆすいで切り開かないでとっといてください、たまったらもらいに行きますよと、ある人はそんなまどろっこしいことをしていたら400本なんてなかなか集まらない、私はケーキ屋さんに頼んできたわ。俺もケーキ屋さんに頼んできたよ。ケーキ屋さんというのは日に10本前後必ず出るみたいで、あっという間にたまりました。作業の途中の休憩時間に、こういう方法で集めたよと話し合いました。

だけどケーキ屋さんは、日に10本前後牛乳パックだけでも発生するのがみんなごみになってしまうのか、あるいは一般家庭ごみと一緒に集められてるはずですね。ですからごみ有料化だと、多く出すと多いだけのごみの費用を支払う、少なければ費用も少なくて済む。有料にした方が公平じゃないか。否、有料にしたら不法投棄するから同じだよと、そういう牛乳パックを一つ集めるにしても、茶飲み話の時に議論をカンカンガクガクとする。そういうところで、こういうものの制作に携わった中で、改めて、身近にごみ問題というものの重要さ、それからどうこれからごみ問題を処理したらいいのかということを否応なく分け合ってきたと、こういう予期しない効果もあったということは、大変有益なことを我々はやったんだなあと自己満足かもしれませんが、今そう思っています。

先ほど先生が、これはやった人たちが一番達成感や充実した感じを持ったんじゃないかとおっしゃいましたが、まさにそのとおりなんですけれと今申し上げたとおり、それ以外にも波及効果があったということを一言申し添えさせていただきました。

 

井上:ふれあいという言い方をしますけれども、いろんな方々と出会って、お茶を飲みながらいろんなことを議論するということは大変大事なんでしょうね。そんなことなど、グループの中で生まれたのは良かったなあと思います。

これからお作りになられるプラザもおありでしょうけど、先ほどのご指摘のように、中核型かコンビニ型かの問題もございます。米村さん、最後に助言者としてですね、述べ足りなかった点を申し述べていただけますか。

 

米村:最後にちょっと辛口のことを。楽しみながらやるというリサイクルというのは、苦労しながら作り上げていって、なかなかユニークなイベントとか、あるいはいろんな事ができるようになったと思いますが、もともと何をやるべきなのかを考えたときに、もうちょっと本質論をきちんとやったほうがいい。今のプラザの中で、板橋とそれ以外のところはちょっと性格が違います。何が違うかというと、板橋区の場合は清掃部門がやっているわけではありません。長浜はちょっと違いますが、清掃部門がごみ減量するために、リサイクルということでそれにかなり的を絞ってやっています。板橋はもうちょっと本質論というか、環境とかエネルギーとか含めて、エコロジカルな町をどうやって作っていくかという発想でやってる。時代の方向を見ていると、やはりだんだんそういう

 

 

 

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