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ということが考えられる。日本ではそういうことでいうとまだまだですが、例えばドイツとかいろんなところの状況を見てみますと、そういう仕組みで動いてるリサイクルプラザというのか、エコプラザというのか、そんな感じの仕組みがどんどんできている。これは我々が考えなくてはいけないことの一つです。

もう一つは、先ほどの名古屋市はですね、私はやり用によって、非常に面白く展開できるのではないかと思っています。先ほどコンビニと言いましたが仙台市の神保さんから「地域分散」の問題が出ましたけれども、市に一つあればいい、あるいは、場合によっては小さい市では、五つか六つの市が束になって一つあればいいような拠点の施設と、それから日常的に生活の中で考えてもらうための施設、あるいは機能を分けたほうがいい。すると名古屋市でスタートしてるのが、コンビニであるとすれば、当然、実際のコンビニがそうであるように、地域の中で歩いて行ったらすぐ利用できる、そういう展開が必要なんですね。この名古屋市の仕組というのは、もうちょっと大きくすることで苦労するよりも、今よりもっとコンパクトにして、その代りあらゆるところに、名古屋市ぐらいの人口であれば200ヵ所くらい作るつもりで、その代り専任のスタッフはほとんど置かないで、むしろ市民の人たちが創意工夫をしながらやる場所として作る。共通の素材なんかは行政がまとめて200ヵ所に提供するということをやれば、いろんなソフトも良いものが提供できる。そういうこともこれから考えていく必要があるんじゃないかという気がします。今ざっと各プラザのお話をお伺いして感じたことをまとめて述べさせていただきました。

 

井上:時間が迫ってきましたので、そろそろフロアーからの質問をお願いしたいと思います。

 

質問(1):長浜市の研究会さんにお聞きしたい。エコハウスの運営を委託されてるんですか。そこを拠点にした活動ということですが、エコハウスとの関係はどうなんですか。

 

中井:運営は市がしています。私たちは、エコハウスに事務局を置き、そこを中心とした活動をしています。

 

質問(2):長浜の方に聞きたいんですが、先ほどの袋は一世帯に一つ渡されたんですね。全世帯に。

 

中井:そうです。最初、私たち消費学習会の者が、会員だけに配って実行していました。そういう事を行政に認めていただき、今年、市のほうから全世帯に配布されました。

 

質問(3):とてもいいことですね。利用率はどうでしょうか、皆さん使っておられますか。

 

中井:この11月に配布されたところなんで、まだ分かりませんね。

 

井上:町を歩いたら、そういう買い物袋をぶら下げてられるかどうか、たくさんおいでになるかどうかということですね。

 

質問(4):市会議員をしています。川西市では北部処理工場を立て替え、そこにリサイクルセンターを造ろうというような計画になっています。北部の一番はずれのところに造る予定なんですが、皆に話してますと、中心部に造った方が皆が来れるんじゃないかという市民の声が多いんですね。先ほど、コンビニ型と大スーパーということをおっしゃってましたが、どういうふうに考えたらいいのかというのが一つ、もう一つは交通手段ですね。板橋区の場合は、バスを出しているということですが、定期的に運行されているのかというのをお聞きしたいです。

 

野島:うちのセンターのバスは毎日ダイヤを組んで運行しています。ただ1台だけですが、2つの駅と、もう2つの施設、教育科学館という施設と

 

 

 

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