を解いて、今も、自動販売機に入れるのはまだ自粛しましょう、ということで自動販売機に入れておりません。そんなことで出したのが悪い、いいということじゃなくて、そういう背景があってですね、国として私どもも通産省に、小びん禁止してくれないかと、輸入も国内の販売と同じにしてくれないか、ということを申し上げたことがあります。しかしなかなか国と国の間というのは、関税商品の問題があってそう簡単にいかないんですね。そんなこともありましたので、お答えになったかどうか分かりませんが、そういう背景があるということです。
吉村:ありがとうございます。皆さんの質問が一杯ある中で、市民研究員の川端さんに対してですが、消費者が出すときの負担はどんなものがあるか、例えば、ペットボトル出すのに踏んでだすのか、どれがペットなのか判らないとか、ラベルはどうするのとかという問題が一杯来ているんです。今度はひとつ消費者のレベルで、容器のあり方という点でご意見をお願いします。
川端:私個人としては、大量生産、大量廃棄には反対なので、廃棄にコストの掛かるものは高く売って欲しい、そしたら子どもたちは買わなくなります。あんな高いの嫌だと、それに散乱ごみも減ります。それで沢山飲んだ人も、ちょっとしか飲まない人も、行政が回収して税金でその処理費用を払うのであれば、やっぱり不公平になると思うので、買う人がそういう費用を負担すべきだと私個人は思います。
吉村:それと同じような質問がありまして、厚生省の吉岡様へというので、ペットボトルの問題で、お金とか税金とかなぜ掛けられないのか、吉岡様あてにわざわざ来てますのでお願いします。(笑い)
☆ペットボトルのデポジットは難しい
吉岡:質問にはですね、ペットの価格に回収税のような処理費を上乗せしたりして、リターナブル容器として進めるようなことができなかったのかというふうに書かれておりますけど。まず価格問題に税金を掛けてしまうと、消費税のようなものですけれども、掛けてしまって税金として回収されてしまうとですね、100%リサイクルに回るとは限らないと、他のものにも使われると。税金を掛けるということはなかなかできませんでした。それならば預かり金でデポジットすればどうか、そういって回収すれば回収率も上がるんじゃないかというお考えもあると思うんですけれども、それを引き取るのは販売店になるわけなんですね、昔であれば酒屋さんぐらいしか売ってなかったと思うんですがね、いまコンビニとか量販店、そういういろんな販売形態があります、そういうところがリターナブルで戻ってきたのをですね、どうやって保管するか、お金のやり取りをしなければならないとか、販売店側の負担が出てくるわけで、いまペットボトルを作ってもいないのに、そういう負担を負うというのは、いまのところは理解を得られないだろうということで、国としてはデポジット化を進めることもしておりません。そうはいってもごみはいくらでも出てくるわけなんで、それを黙って見ているわけにはいかないと、とにかく出てくる、分別収集して、リサイクルしていこうと、そうしないと最終処分場もありませんので、まず出てくるものを処分しなければならない、ということで容器包装リサイクル法ができました。
容器包装リサイクル法の中でもですね、リターナブルとか自主回収で市町村にごみとしてでていないと、いうことをやられておればですね、その分は控除できるといったようなシステムを作っておりますので、容器包装リサイクル法は大量廃棄、大量リサイクルだけを、焦点に置いたというのではなくて、リターナブルとか事業者による自主回収も進むような視点をいれております。
吉村:もう一点、小型ペットボトルの自主規制解除に関する点について、どういうふうに厚生省の方ではとらえていらしゃいますか。
吉岡:自主規制をしていただいたときとか、解除したときには私がいなかったもので、その時いた