たところなんです。大阪が10月、仙台も9月、神戸が11月という事で、やはりこれは人が沢山住んでいるところでなきゃ物が出てこないですね、現実には。関西の工場に話は戻りますけども、138の自治体と契約してる、実際に入ってるのは58しか入っていない。80幾つはまだ入ってこないのです。
吉村:ちょっと事務的な話をさせてください。今日配布の資料のなかに質問用紙が入っています。市民研究員の方々が会場内で回収しますのでよろしくお願いします。
中西:80幾つはまだ入ってきてないんです。これはですね、入ってきてないのが違法でもなんでもないんです。ただ小さいところでは、運ぶのに半端で運ぶわけにいきませんから、ためて運ぶということになりますのでね、来年の3月に締め切りですから、3月にドドーと入って来るんだろうと私は思っておるんです。こういう点で、私は今度の法律というのは、世界を回ってみてもですね、やはりこれから10年、20年後にこれ作っていて良かったということになると思います。何もしないで済んだら一番いいのですけど、そういうものではない。私ども東京都に反対しているというのは国が決めた法律を東京都が守らないということがいけないのではないか、まず第一にいいたいですね。そういいながらごみは片付けなければいけないんです、出てくるものは。そういう思想はよく分かりますけれども、運ぶところから処理するところ、中間処理全部業界でやれ、どうして東京都だけはそんなことをしなければいけないいんですか、じゃ大阪はどうするんですか、仙台はどうなんですか、協会としてはそんなにお金なんかありませんよ、打ち出の小槌ではないんですから。私ども業界としてはね、3年前に実はこういう法律を作るということは、厚生省だけではないんです通産省、4省庁やってる法律ですから、私どもは業界で8つの工場を点在してつくらなきゃいかんねと、一番経済的にいえば、そういうことを決心して皆さんに新開発表をしたこともあるんです。ところが実際に先ほどの厚生省の方からお話しがありましたように、公平性、透明性という観点から手をあげてもらいますとですね、去年142社やりたいって人がでたんです。142社も出ると私は現実は思いませんでした。こういう仕事をとったら赤字だから、こういう法律を作ったんですね。やってすぐもうかるのなら大体私が一番先にやっていますから。それを業界が補てんをしてですね、そういう社会を早く作って下さいというのが国の要望だ、というぐらいに私は理解しているんです。ですから私ども8つの工場、一つは栃木、二つ目は三重につくりました。三つ目は新日本製鉄さんが九州でおこないます。四つ目は岩国で東洋紡さんが行います。しかしこれもですね、集まる量が増えるまで待ってもらってるんです。私この間、外国に行って来た理由というのはホントにこの業界をですね、経済的に乗せていくのには、やはり会社の経営もそれなりにしっかりした会社でないと困るんだと常々思ってるんです。3人か4人の人が手あげて、「私もできますから」では困るんですね。そういうことで資格要件をキチンとしないといかんということで、ドイツ、イタリアなんかでいろいろ聞いたり回ったりしてきましたが、向こうのほうがよっぽどよくやっていると思います。これは法律が悪いのではなくて、業界の運用も良くないんです。これは今年は変えていかねばならない。
東京ルールの話に戻りますけれども、東京ルールでは、業界が全て運んで、全て中間処理をして、全て処理をしてくださいと。東京都は何をやるんですか、いうことになるんですけれども、と言いながらも東京都というのはご存じのように、港を挟んでぐるっと円を書きますと、12〜3キロ以内にあるんですね、全部の区が入ちゃうんです。区の外側の市というのはほとんどいまリサイクルやってますから、区だけやってないんです。ですから、そこを国にもお願いしていかなければいけないんですけれども、容器法、リサイクル法に基づいた形そのものでできるかどうか、経済的にでき