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いています。幸い大阪市民は、非常にきれいなペットボトルを持ち込んでもらってますので、それを買い取っていただいているということで、そこまでの運搬を、今申しましたメーカーの皆さんにやっていただいています。例えば、根来産業さんや運搬業者さんの調整とか、あるいは月報、データーを集めたり、2か月に1回程検討会議、大阪まで遥々いつも来ていただいているんですけれども、その時の場所のセットとか、進行はチェーンストア協会さんにやっていただいております。このシステムのこの位置付けは何かというと、先ほどの審議会答申に戻るんですけれども、これからは市民と事業者が中心で、行政はそれをサポートしていかなければ、主体的な取り組みが進まないし、大阪市のごみ減量は進まないということになっていまして、その意味では、いまボランティアと申しましたけれども、企業のみなさんでボランティアでリサイクルしていただいているところに、これからは積極的に私どももいろんなかたちでサポートしていきたいと。今のところ余り税金は使いたくないということがありまして、人件費はかかっておりますけれども、なぜ税金というのは別の議論があるのですけれども、それは機会あればということにいたしまして、そういう形ですので目標70トン、年間70トンですから東京都ルールの数字と比べると、年度回収分は非常に少ないということになります。ただ6月、7月、8月と非常にスーパーさんお困りになってですね、大変な状況でメーカーの方に臨時便を出して回収していただいたくらいに増えまして、トン数でいきましたら6月が1.2トン、7月が2.9トン、8月が5.6トン、9月が4.4トン、2週間に1回の回収ですので、土曜日の入り方で8月、9月とこうなっておりますけれども、大体横並びで、10月が2.8トン、と8、9月のピークの半分になってしまいまして、7月と同じレベルです。大阪市が分別収集やりましたので、そっちのほうが便利だと、そっちに行ったのもあるのかなと思います。大体そんなところです。

 

吉村:どうもありがとうございます。東京都のやってらっしゃる店頭回収なんかは、6,000店舗目指して、あるいは事業者を中心にやっているのと比較してけたが違いますね。大阪の分は33店舗、なんかやってるのかやってないのか分からない感じをするんですけれども、そういうやりかたの分を増やしていくことによって、大阪方式として位置付けられるべきだと思います。いずれはさっきボランティア的と言われてましたけど、これをもう少し東京都的な方に持っていくのか、分別収集に切り換えてしまうのかということについて、どういうふうに考えておられますか。

 

濱:先ほどの続きになるんですけれども、企業の皆さんが自発的にドンドンと回収を増やしていただければ非常にありがたい、ただ我々として増やしていく計画を持っているとかそういうことはございません。

 

吉村:これ中西さん、例えばさっきのお話をお聞きしてですね、東京ルール、大阪方式についてどのような対応をされているのですか。

 

☆東京ルールと「容器包装リサイクル法」の相違

中西:東京ルールについては、私どもではかなり批判しておりまして、実は今日ここで2人が会うとは夢にも思いませんでしたけども、私も東京ルールのメンバーでしてね、かなりの議論をしてきました。これはひと口に申しましてね、私ども法のできる前からやってきたんですけれども、本当に一生懸命にやっても500トンしか集まらないんです。それで翌年が1,300トンですね、その翌年が2,500トン、それで法の始まる前にきてやっと5,000トン集まった。これがですね今度は法律ができたら21,000トンと約4〜5倍近く集まるんですね、あまりにもですね、私に言わせると、市町村に対する義務って無いんですよ。いつやってもいいんですね。ですから濱さんのところもこの10月からやっていただいて大変ありがたいと思っているんですけれども、やっと今大都市が動き出し

 

 

 

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