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を集めるということになると、東京ルールというのはどちらかといえば、事業者を中心としたことをやってらっしゃいますね。そういう意味で、店頭回収システムという二つの目の東京ルールというのを、もう少しわかりやすく、こういうふうに東京都はやってるんだ、というふうなことをお話ししていただきますと、大阪市の大阪方式との違いが明確になると思うんですけど、簡単でよろしいですから、誤解の無い意味で、お話しをしていただきたいと思います。

 

鈴木:では東京ルール3ということで。ごみ減量のための東京都が考える懇談会というものが、昨年の8月1日に最終答申がありまして、冒頭私が自己紹介で説明しましたが、丁度私が人事異動をして1週間くらいの後に出た答申であります。その中で3つの考え方を出しています。その一つは、東京ルールの1といっていますが、市町村が分別収集を行うというようなシステムでありまして、この場合に、例えば東京都は燃えるごみを週3回収集しています。そしてまたプラスティックを含めた分別ごみですが、これを週1回、これは焼却処理をしておりません。破砕処理だけでありますが、こういったものを週1回行なっております。可燃ごみの収集の回数を週3回を2回に変更をしまして、浮いた1回を資源の収集日に当てるということで、びんと缶と古紙というものを実施してしていこうということであります。

それから東京ルール2というのは、これは東京の地域特性を生かした単身者、あるいは共働きの世帯の人たちがいつでも出せる、お店の店頭を拠点にご協力をいただいて活用していく仕組みであります。基本的には販売事業者、あるいはメーカーの方にいろいろ計画を立てていただいて、リサイクルのトータルのものを、コストの内部化として製品の価格に組み込む形でもって、最終的には排出者である消費者の方が負担するわけであります。よりリサイクルのコストのかかるものは、より高い製品価格ということで、リサイクルがあるいはごみの出しにくい、比較的工夫ができる社会システムを作っていこうというのが、東京ルールの事業者による自己回収という考え方です。

東京ルール3というのは、ペットボトルにつきまして、事業者により多く関わっていただくという考え方を踏まえつつも、やはり都民の方、事業者の方、行政がそれぞれ役割を分担しまして、やっていこうということで、行政につきましては、一番お金のかかる運搬の部分に関しましては、当分の間システム的に、ある程度でき上がる迄の間はとにかくやっていくということです。

 

吉村:東京ルール3というのが、ペットボトルの店頭回収システムというふうにとらえてよろしいですか。

 

☆店頭回収は6000店舗に

鈴木:そうですね、現在はさっきのお話しでは補足をしなければいけないんですけれども、そういったお話し合いを去年の8月の答申を得た後、事業者の方といろいろやっておったのですけれども現段階では販売事業者の皆さんの店頭での拠点のご協力を得ましたけれども、コストの問題等の負担等につきまして、どの程度のコストか明確じゃない、ということでメーカーの皆さんが不参加でやっております。4月からやっております東京ルールは、再商品化の方は東京都がやって、費用負担をしているということでやっております。しかしながらさっきお話しましたように逆にこういうことで、メーカーが要求するリサイクル法の仕組みでは、メーカーさんが行う再商品化を東京都が肩代わりをしていることによりまして、例えばさっき我々が考えました品質の基準の問題、あるいは品質を守るためにどのようなマニフェスト的なものを考えるべきかが重要なのです。

 

吉村:今ペットボトルの店頭回収は、最近新聞なんか読んでますと、コンビニエンスストアも全部入っており、5,000とか4,000とかいわれていますが、何店舗ですか。

 

 

 

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