それで、5年前に千里のこのリサイクルプラザができました時に、ぜひ私も市民研究員になりたいと、それまでもごみ問題に関心がありまして、いろんな講習会には出ていたのですけれども、自分が主体的に動くということがなかなか出来なかったのです。けれども、これをきっかけにぜひ自分から動いてみようと思いまして、応募させていただきました。
以来5年間、吉村先生がしておられる研究グループで「ごみの要因分析」のグループなんですけれども、そこで一般市民がごみを減らすのにどんな意識を持っているのか、どんな事がネックになってごみが減っていかないのか、というようなことをアンケート調査してみたり、工場見学をしたりということで、グループの方と月に1回なんですけれども、リサイクルプラザに集まりまして、いろいろ討議したりして今日に至っております。
3年ほど前から、ペットボトルというものに注目いたしました。なぜ注目したかというと、便利で使ってはいるけれども、ごみになる時にすごくかさばって、ごみ袋がすぐに一杯になってしまうと。いくら主婦が気をつけてても、子供たちが買って帰ってきたりとか、ちょっと制限ができない部分もあって、これは困ったものだなあというようなことがきっかけです。皆さんと話し合っていたのですが、そのうちに「容器包装リサイクル法」の目玉にペットボトルが出てきたので、ちょうど時流に乗ったというか、私どもの目のつけどころが間違ってなかったのかな、と思っています。
資料の、20ページを見ていただきますと、私たちがそのグループ討議の中でやりました、これは「ペットボトルに関しての要因分析」なんですけれども、一人ひとりがそれぞれ意見を述べ合いまして、それをカードにしまして、それをいろんなグループごとに分けていって、最終的にまとまったのがこの表になっています。よくまとまっていると思いましたので、ここに載せさせていただきました。
左の下の方に良いイメージというので、これを総合すると軽くて持ち運びに便利であるということなんです。それで上の悪いイメージがあります。それを総合的に、環境問題を全体的に考えると、その上の消費者の疑問というところに行き当たるんですけれども、リサイクル技術もいいけれども結局は資源が消費されるので、リサイクルのみ力を入れるのは疑問であると、一番大きな四角になっています。ここの意見が一番多かったです。
それから、同じ枠の消費者の疑問と意識の枠の中の右下に、ペットボトルをリターナブルに置き替えた時、コスト増ほどのくらいになるのかといったことなども、大きな疑問として出てきてましたので、今日はご参加の皆様方からいろんな意見が聞けると思って楽しみにしております。それでその横の提言というところにまいりますと、これは各方面への提言ということで、疑問やなんかを合わせて考えていくとこういうものが出てきたということなんです。
それで分別のところにいきますと、ペットと塩ビ等の区別がしにくいというような声がありました。これもはっきりさせて欲しいと。こういうことはどこに言ったらいいのかなあと思ったりもしています。それから隣の収集のところ、これを総合しますといろんな回収方法を設けて、いつでも出せるようにしてもらえたら市民としてはありがたいなあと思ってます。行政の指定したこの日、この場所にしか出せないんじゃなくて、いつでもどこでも気軽に出せるようになったらいいなあと思ってます。行政へというふうに書いてありますけれども、これは行政だけじゃなくて国を含めた行政であり企業に関しても提言という意味でちょっと書いてます。2列ありますけれども、この左側の上から2番目、環境に悪く便利なものは高くすべきだ。結局は使う人が、少々高くても環境に悪いもの、環境に悪いから高いものを買っているんだというような認識、それをきれいにするためにはお金がかかるという認識をもって欲しいんだけれども、そういうのはやっぱり企業側にある程度してもらわなければいけない、というような意見がありました。それからその下の方なんですけれども、ペ