参考資料?U
油汚染野生生物救護ネットワーク運営計画
(Oiled Wildlife Care Metwork Business Plan)
?T. プログラムの説明と歴史
油流出事故による危険からカリフォルニアを守るために、レンパート、キーン、シーストランド油流出防止および対応に関する法律(Lempert- Keene-Seastrand Oil Spill Prevention and Response Act)が1990年に成立しました。この法律はカリフォルニア州魚類鳥獣保護業務室油流出防止対策室(California Department of Fish and Game,Office of Oil Spill Prevention and Response,以下OSPR)の生長に、海鳥、ラッコおよび他の海棲哺乳類の救護リハビリテーション施設を設立することを要求するものでした。油に汚染された野生生物の救護に関するこの要求事項は、1993年に上院の法案775(ワトソン)が通過したことで再確認されました。この法律の8670.37.5.(b)条は次のように要求しています。「…室長は、油に汚染された野生生物の救護リハビリテーションのための地方施設をロサンゼルス港、サンフランシスコ湾、サンディエゴ、モンタレー湾、フンボルト郡、サンタバーバラの各地区に設立すること。また、室長が必要と認めた場合には、カリフォルニア州の他の海岸にもこうした施設を設立してもよい。油に汚染された野生生物の救護リハビリテーション施設のうち最低1つは教育目的で一般民に開かれており、また海洋性野生生物の健康に関する研究にも使えること。これらの施設の設立に当たって、室長は可能な限り現存する公認の海棲哺乳類のリハビリテーション施設を改善し、また現存の教育、科学プログラムや機関を油に汚染された野生生物のリハビリテーションのために発展、活用してもよい……」
?U. 目的
A. 任務の声明文
油汚染野生生物救護ネットワークは、自然環境の中で石油製品に汚染された野生生物が、達成しうる最高の治療を受けることを確実にするために努力します。これは、カリフォルニアで起こる油流出事故に対応するためにいつでも使用可能な状態に維持されている恒久的野生生物リハビリテーション施設と訓練された人材を提供することで達成されます。
B. 遵守する法律
カリフォルニア規制条例の817.02(?T)および818.02(j)条は、流出事故を起こしうる者に「契約、または他の認められた手段」によって油に汚染された野生生物の救護活動実施者の確保を命じています。油汚染野生生物救護ネットワークガイダンス文書「油に汚染された野生生物の救護のために(For Oiled Wildlife Care)」にも提唱されているように、油汚染野生生物救護ネットワークのメンバーになることでカリフォルニア緊急時計画に関したこの要求事項を満たすことができます。
C. 研究および技術開発
油汚染野生生物救護ネットワークは、石油製品にさらされた野生生物が最高の治療を受けることを確実にしたり、法律によって必須とされている緊急時の野生生物対応を改善するための、費用効果の高いそして比類なく適切な手段です。8670.12.(a)条では次のように述べられています:「室長は以下の事柄を改善するために必要な研究と評価を実施するものとする:油流出事故対応、油の拡散防止、洋上での油回収作業、油流出時の野生生物のリハビリテーション、海洋での油の輸送システム…」。さらに次のようにも述べられています:「室長は自然環境と公衆衛生に対して生じうる悪影響を評価するものとする。それは以下のものを含むがこれに限るわけではない:生物濃縮と相乗的影響を考慮に入れた水質、漁業、野生生物に対する毒性物質の悪影響……」。
?V. 目標
A. リハビリテーションの要求事項
油汚染野生生物救護ネットワークの1つの目標は、大規模な油流出事故が発生した時に大量に搬入されるであろう油に汚染された野生生物に対応することです。油汚染野生生物救護ネットワーク