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類、ビードロキンクロ/アラナミキンクロMelanitta sp.、ウミガラスが含まれています。ポイントレイズ鳥類研究所の記録によれば、約4,700羽の鳥がボランティアによってリハビリテーションのために海岸で救護されています(Smallほか1972)。その後ポイントレイズ鳥類研究所は以下のものを開発しました。

1)カリフォルニアでの海鳥の漂着と油汚染に関する長期に渡るベースラインデータを作成するための、ボランティアを対象とした鳥類海岸線調査プログラム。このプログラムは1971年から1985年まで実施されました(Stenzelほか1988,Nurほか1997)。

2)ファラロン諸島国立野生生物保護区の中の海鳥の大規模な営巣個体群を対象とした、長期に渡る通常の状態のモニタリングプログラム。このプログラムは米国魚類野生生物局と共同で開発されたもので、学生、ボランティア、訓練された職員によって実施されました (Ainley & Boekelheide 1990)。

 

1971年には国際鳥類救護研究センター(International Brd Rescue Research Center 以下IBRRC)が誕生し、以来リハビリテーション活動を支援し続けています。IBRRCは、西海岸での大規模なまたは小規模な油流出事故の多くの記録を、訓練された職員やボランティアによって残してきました。

 

1970年代と80年代の油流出事故と海鳥の致死被害のより詳細な記録

 

1969年以後、米国西海岸における海鳥の致死被害の評価はかなり向上しています。海鳥に致死的な被害を与える油流出事故が頻繁に起こる地区として、次の5ヶ所が知られるようになりました。

1)サンフランシスコ湾

2)ロングビーチ港

3)ファラロン湾

4)フアンデフカ海峡とオリンピック半島

5)ヴェントゥーラおよびサンタバーバラ郡を含むサンタバーバラ海峡地区(図1参照)。

これらの地区は主な油輸送ルートとロサンゼルス、サンフランシスコ、シアトル近郊の主要な港に近接しています(図4参照)。カリフォルニア南部のサンタバーバラ海峡地区は、石油掘削用の海上プラットフォーム、船舶、天然の油の湧出口などからの油の流出によって、海鳥の致死被害が図1で見られるものよりももっと頻繁に生じているものと考えられますが、ほとんどの流出で海鳥の致死被害の詳細な記録は残っていません。1970年代には、この地区で海鳥の深刻な油汚染があったことを鳥類海岸線調査が示しています(Stenzelほか1988)。

 

ポイントレイズ鳥類研究所の職員とボランティアは、カリフォルニア中部で起こった1984年プエルト・リカン(Puerto Rican)号油流出事故(タンカー爆発)と1986年エーペックス・ヒューストン(Apex Houston)号油流出事故(オイル船からの油の漏れ)による海鳥の致死被害の評価作業を始めました。これらの流出事故では、それぞれ4,815羽とl0,577羽の鳥が死亡したと推定されます。これには多くのウミガラス、ウトウ(Cerorhinca monocerata)が含まれています(ポイントレイズ鳥類研究所1985;Fordほか1987;Pageほか1990:Carterほか印刷中)。鳥類海岸線調査プログラムの経験に基づいて、海岸で発見された鳥の生体と死体の数は、

 

 

 

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