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改造が図られた。

エネルギー省は、こうした改造に対する資金提供を行い、95年8月には目標のほぼ半分の自動車の改造が終了した。

改造に向けた取組みによって、連邦政府は同法の規定を遵守することができた。また、これ以降、メーカー側の供給状況も改善している。

小型自動車は、天然ガスまたは液化石油ガス(プロパン)のどちらかで走る代替燃料車に改造されている。

改造に際しては、改造システム部品や、3年以内または走行距離3万6000キロまでの関連する作業について保証を受けられる。同法の条項の通り、下請け契約者は、クライスラー、フォード、ゼネラル・モーターズと個別の保証契約を結ぶ。

1994年夏に、初の改造小型車が完成した。改造の取組みはこの後も継続している。

表5-1-3は、95年8月時点で改造が完了している小型車の合計台数である。

図5-1-24は、州ごとの改造車の普及地域・台数を示したものである。(計画中のものも含む)

図5-1-25は、改造車の車種別内訳である。(計画中のものも含む)これによると改造車のうち90%以上がピックアップ車またはバンとなっている。

改造された自動車の92%以上は、ガソリンまたは代替燃料のどちらかで走るバイフューエル車である。改造にかかる平均的な総経費は、圧縮天然ガス車が約4500ドル、液化石油ガス車が約2700ドルである。

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