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大規模産業プラントが稼動し始めた年として記憶された;そして、自家用車部門における新分野開拓者としてフォルクスワーゲンとアウディの全ての車種の全面的な保証という画期的な出来事のあった年としても。同じ年、全ての主要なバイオディーゼル生産業者の専門家組織として欧州バイオディーゼル委員会の創設が行われ、新興産業の更なる発展が示された。

 

現在推定されている全世界のバイオディーゼル生産に関する以下の表によれば、フランス、イタリア、ドイツが現在までのところ、先進国となっている:

116-1.gif

使用された主要な原材料:

 

当初は菜種かキャノーラ(canola)だった。約60%の単一不飽和オレイン酸(C 18:1)を多く含んだ、00-種のタイプのやや低レベルの飽和酸(6%以下のパルミチンおよびステアリン酸)および受入可能なレベルのリノール酸(C 18:3)菜種油は、たまたま欧州の気候にとってかなり理想的な原材料であるように思われ、115以下のロダイン値(Lodaine)で表現される合理的な安定性をもつ原材料と見られる。

 

 

 

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