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4.3. ERMA、欧州協動

 

《食料に使用しない再生可能な資源の研究》を担当する4つの国立機関は1996年にERMAを設立した:

-AIACE、イタリア

-ACTIN、英国

-FNR、ドイツ

-AGRICE(ADEMEが代理)、フランス

 

この欧州の機関は、化学とエネルギーを目的とした研究プログラムの協動作業に焦点を当てている。この欧州の機関の目的は:

-バイオ原料の分野における現実の欧州の戦略の進展に寄与すること:

-参加国と欧州全体の両方のレベルにおいて遂行された研究の質を向上させるために、利用できる方法の長所を活かすこと。

 

5. 環境に対するフランスの政策

 

5.1. 含酸素成分と大気汚染

 

-米国の《修正大気汚染防止法(Clean Air Act)》は、国の最も汚染の激しい地域にお

いて最低限度の酸素と最大限度の芳香成分、特にベンゼンを含んだ改質ガソリンの使用

を法律で義務付けた。現在、米国の25%の運転手が改質ガソリンを使用している。

 

-欧州のプログラム、EPEFEは2%の酸素と25%の混合率に下げた芳香成分および0.7%のベンゼンを組み合わせることで、ベンゼン、一酸化炭素、COv、および窒素酸化物の排出率を減らしたことを示している。

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バイオ燃料の環境に与える影響は、とりわけ汚染の激しい地域、特に郊外区域において、国際的にも、また国別にも分析することができる。後者に関して、米国はこの方向で活動を始めている。欧州においては、このアプローチは依然として遅れている。

メチルエステルは市街地、とりわけ乗客用車両では30%の混合率が最適と考えられる。

 

 

 

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